8月4日「SONYセミナー」を開催しました
2013年8月4日、講師に馬場信幸先生、モデルの清水絵夢さんをお招きして「SONYセミナー」を開催いたしました。
ソニーと言えば、ZEISSレンズのリリースや人気のコンパクトデジカメRXシリーズに新ラインアップが加わるなど、話題の商品が盛りだくさん。
そんな新製品の特徴も解説頂けるということもあって、今回もたくさんの方に参加していただきました。
午前中の講義では新製品Planer T*50mmレンズをはじめとするソニーのレンズ群の素晴らしい描写と、それを存分に引き出すαカメラの魅力を実際に作例を見ながら解説頂きました。
夜間超望遠レンズを三脚無しで撮影した写真では、優れたボディ内手ぶれ補正機能とミラーショックの無い電子シャッター効果が大きかったとの事。
ミノルタ時代の古いレンズを含めソニー製品を知り尽くしている馬場先生ならではの切り口で、ソニー製品のスペックの高さを理解することができました。
今回もソニーさんのご協力の元、たくさんの撮影機材をご用意いただきました。
さらに今回は撮影データをより大きく高画質でご覧頂くべく話題の最新4Kテレビもご用意。
従来のフルHDテレビの約4倍の画素数を持つという圧倒的な高精細感で表示される高コントラストの画像には息を呑むばかりです。
製品の凄さを十分理解した後は、盛夏の日差しが眩しい新宿中央公園に移動して撮影体験です。
馬場先生自らレフ板をあてながら、いろんなシチュエーションが演出されます。
レンズもバリエーション準備してあったので、その都度交換しながら沢山のシャッターが切られました。
機材の中に望遠レンズがあったのを良いことに、筆者も後ろから撮影に参加させていただきました。
表情豊かな絵夢さんに思わず仕事を忘れそうになります。
休憩後は講義会場に戻ってコンパクトデジタルのRXシリーズの説明を頂きました。
35mmフルサイズセンサーでローパスフィルター搭載のRX1と非搭載のRX1Rの画像比較は大変参考になりました。
PCモニターでは分かりづらかった画像比較も4Kテレビで見ると鮮鋭感の違いに納得です。先生曰く画素数が上がっているような感じがするというのも頷けます。
そしてコンパクトながらその高精細フルサイズセンサーの能力を存分に引き出すレンズの描写力にも驚きました。
午後の講義の後は、室内での撮影体験となりました。
空調の効いた室内での撮影でしたが、外の気温に負けない熱気に満ちた撮影が続きます。
RXの解説を聞いた後でしたので、貸し出し機材の中にあったRX1を拝借。他の機材と撮り比べてみました。
左の写真がα99 +Planar T* 85mmF1.4ZA、右の写真がRX1です。
背景紙に引っ張られて少々赤が強く出ましたが、ワンピースの細かい柄までしっかり描写しています。
右の中望遠のプラナーが大きなボケで立体感を演出している反面、RXは高いコントラストとシャープな描写で被写体を浮き立たさせてくれました。
焦点距離や開放F値の違いから描写に差が出るのは当然としてもRXの立体感ある描写には驚きます。モデルさんの部分だけ切り取ったかのような浮き出る画に解像力の高さを感じました。
撮影後、4Kテレビで皆様の力作を見ながら馬場先生に講評をいただきました。
背景を意識したトリミングのコツなど改善点も解説いただき、とても参考になります。
その中から馬場先生、絵夢さん、マップカメラからお気に入りを選ばせていただき、セミナーは終了となりました。
素晴らしい作品ばかりで選考には本当に悩まされましたが、熱心な講義風景からも皆様の写真に対する情熱の高さを感じる事ができとても嬉しく感じました。
今後も様々なイベントを行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
最後に、親切丁寧な解説をしてくださった馬場先生、モデルの絵夢さん、そしてご協力頂きました関係先の皆様にもこの場を借りて、お礼申し上げます。
ありがとうございました。