二眼レフは、いかがですか?! その23
ご無沙汰しています。 マップタイムズ1ゆる~いコーナーの復活です。
本当に久し振りになってしまったので、ご存知ない方のほうが多いと思います。 デジタルカメラ全盛の時代に、旧時代の二眼レフをいじって悦に浸るだけでなく、時折それを持ち出して街に繰り出しては、およそ作例とも思えない写真を撮りまくり、長たらしい文章を書きつづるというコーナーです。 ……今までよく会社が許してくれてたなぁ…
前回掲載が去年のアジサイの時期でしたから、丸1年……ええ、さぼってました…(開き直ってみる)
……って、ここまでは前回「その22」の文章をまんまコピーしました。
……ええ、また丸1年経ってしまいました。 …前回書き上げた時は、せめて季刊くらいにはするつもりだったのですが… いつの間にか「二眼レフ」のバナーも消え、(…って、更新してないんだから当り前か…)すっかり過去の遺物と化していました。
…そんなわけで、今さらなんですが、読んでいただけます?
今回も鎌倉のアジサイです。 で、またマミヤC220です。 …でも、前回レンズが80mmF2.8だけだったのに対し、今回は55mmF4.5も仲間に加わりました。 やっとレンズ交換できる二眼レフの力を発揮できます。
80mmF2.8が最短撮影距離 約35cm(詳しくは前回「その22」を参照してください。うんと前なので、右欄の検索で「二眼レフ」と打っていただくと探しやすいかと)であるのに対し、55mmF4.5は24cm。 広角でもそこまで寄る撮影状況はあまりありませんけどね… ただでさえ目立つ大きなボディを抱え、蛇腹をビヨ~ンと伸ばした状態でそんなに被写体に近づいている姿は、変な人以外の何ものでもありません。
さて、前置きが長いのは相変わらずですが、いよいよ本題。 今回鎌倉を訪れたのは6月下旬でした。 天候は快晴。 真夏のような暑さの中、北鎌倉の駅に降り立ち、まずは定番のあじさい寺「明月院」へ。
…予想通りの人出。 でも、正直なところ盛りは過ぎていました。 見頃は1週間くらい前だったでしょうか… う~ん、残念。 それでも、少しでも状態の良いものを探してパチリ。
(80mm フジ・プロビア100F)
(80mm フジ・プロビア100F)
忘れちゃいけない、広角でもパチリ。
(55mm フジ・プロビア100F) ちょっと葉っぱが多すぎました。
毎年撮っている竹林の下のアジサイも広角で。 絞りの形もよく出ています。
(55mm フジ・プロビア100F)
早々に「明月院」を後にしました。
(55mm フジ・プロビア400X) かえって外のアジサイの方が見頃だったりして…
駅方向へ戻る途中、修学旅行?らしき中学生のグループが…
(55mm フジ・プロビア400X)
この年代で男女混合になるとたいてい女子が仕切る傾向なのですが、このグループは声の高い男の子がリーダーでみんなを指揮していました。 でも、女子A「早くお土産買いに行こうよ!」 リーダー君「鎌倉駅に行けばいっぱいあるから待ってて!」 女子B「えー、私、江の島行きたい!」 リーダー君「江の島まで行ってたら時間間に合わないよぉ…」 女子BC「えー、行きたい、行きたい!」 他の男子「あちぃ、かったりぃ…」 リーダー君「……」 ……がんばれぇ!!
次の「浄智寺」前には、絵画グループの一行が。
(55mm フジ・プロビア400X)
総門前の「甘露の井」では写真グループらしき男性数名がガクアジサイを撮影中。 おとなしく待ちます。 じー… …なおも撮影中。 …一応、カメラを構えて、待っていることをアピール。 じー… …なおも撮影中。 …ファインダーを覗きながら、でも明らかにあなたたちが入ってしまって撮れないんだよね… という感じで待機。 じー… …なおも撮影中。 ……だーー 結局7分ほど待って(ええ、時計見てましたから!) ようやく撮影…
(55mm フジ・プロビア400X) 80mmの時は、アジサイと池を入れるのにアングル苦労しましたが、55mmなら楽々。
(55mm フジ・プロビア400X) 立体感を見たくって、こんな撮影も。
(55mm フジ・プロビア400X) ちょっと逆光気味に。 広角だと光を拾いやすいです。 うん、五角形!
隣の「東慶寺」、入口手前のアジサイがちょうど見頃でした。 で、やっぱりたくさんの人。 またまた写真グループの一団に行く手を阻まれてしまいました。 入口の門で立ち往生… アジサイと門を1枚撮りたいだけなんだけどなぁ… 「○○さん、ここの角度いいよ!」 …仲間同士では譲り合っているのに、なぜにその後ろには気づいてくれない!!
(55mm フジ・プロビア400X)
…このイライラは、きっとお腹が空いているからだろうと早めに切り上げ、鎌倉駅へ。 平日にもかかわらず八幡宮へ向かう小町通りはすごい人でした。 それをかき分け、恒例のそば屋「なかむら庵」へ。 でもって恒例の「おお冷やしなめこそば」プラスα。 (このへんの事情は前回までを読んでないとわかりませんが、お腹が空いているので? 省きます)
今回はテーブル席だったので、カメラを交えての記念撮影。 ただし、ちょい暗。
……もう大丈夫。 大らかだもんね。
鎌倉駅から江ノ電に乗り、極楽寺駅下車、「成就院」へ。 うわぁ、人が詰まってる…
背景の湘南の海も入れて撮るには、どうがんばっても人が入ってしまう。 おまけに明暗差も大きいので、なかなか狙い通りには撮れません…
(55mm フジ・プロビア100F)
どこぞの観光ガイドが、お客さんに説明しています。 「アジサイの花ことばの一つに『真実の愛』というのがあるんですよ…」 ……ふむ、撮影はあきらめ、のんびり花見にいそしみましょう…
そこへ、『真実の愛』はもう手に入れてそうなお姉さま方3人組が「すみません、写真撮ってくれませんか?」 「いいですよ」 …え~と、縦位置の方が海まで写るかな。 水平にも気を付けて… 「撮りますよ」 パチリ。 さて、私も『真実の愛』をゆっくりと… 「あの、写真いいですか?」 「あ、はい」 今度は若いカップル。 さっきより『真実の愛』多めに入れときましょうね。 「はい、撮りますよ」 パチリ。 ……あ~ん、私にも『真実の愛』を!
(55mm フジ・プロビア400X) あなたに『真実の愛』をお届けします。 なんちって… ……恥ずかし…
その後、長谷駅方面に戻る道筋で、途中「御霊神社」へ。 ここも近年、人の増えた所です。 アジサイ越しに江ノ電が撮れるスポットとして、昼間だと行列ができるとか…
(55mm フジ・プロビア400X) 「マップカメラ鉄道倶楽部」にも同じようなアングルの写真がありましたが、メインとするものが違います…
(55mm フジ・プロビア400X)
撮影の合間、次の列車が来るまでに記念撮影。 …蚊との闘いでした。
さて、もうアジサイは満腹… 鎌倉高校前駅で下車し、湘南の海に出ました。
(55mm フジ・プロビア100F) 広角らしい1枚。
…って、気が付いたら、ここまで55mmでばっかり撮ってた… レンズ交換可能な意味がない…
(55mm フジ・プロビア100F)
(80mm フジ・プロビア100F)
レンズ交換の時、ちょっと動いてしまったので厳密な比較にはなりません。 …だって、浜辺でレンズ交換って、砂とか怖いんだもん…
いつの間にか、頭上をトンビの群れが。 …あっ、目が合った… いやいや、餌持ってないから… これ、お弁当箱じゃないから…
(80mm フジ・プロビア100F) 画面左下の岩場にカップルが。 そっちに群れが移動しました。 …いえ、別に「行けぇ!!」なんて思ってませんから…
だいぶ風も涼しくなって、このまま浜辺でのんびりしていたい気分にもなりましたが、今回はこのへんで…
続く …方向で前向きに善処いたします… (文責・イット)