【マップカメラ情報】【カメラの日ブログ】私の愛機はF5ジュニア
皆さん、ご存知でしたか?
11月30日はカメラの日ということを。
カメラの日って何?と思われる方も少なくないかもしれません。
カメラの日とは、1977年11月30日に小西六写真工業(現コニカミノルタ)が
世界初のオートフォーカス(AF)カメラ
「コニカC35AF」を発売したのを記念するものです。
マップカメラはそのカメラの日にちなみ11月19日から日替わりで
スタッフのお気に入りカメラを紹介していきます。
第一弾は、マップカメラ1号店5階からです。
私の愛機はズバリ「Nikon F5ジュニア」です。
正確な型式を表記すると「Nikon F100」です。
まずF5というカメラは1996年に発売されたNikonの伝統の「F一桁シリーズ」の一つで
Nikonでは初めて多点測距を搭載し、NASAの実験の一環として宇宙にも旅立った、そんなカメラです。
当時のNikonの最高峰の技術が搭載されメーカー希望小売価格が¥341,250(込)!
という、今で言うところのD3シリーズと同等に位置するカメラでした。
そのジュニアと呼ばれている1998年発売のNikon F100こそが私の愛機です。
では、何故F100がF5のジュニアと呼ばれているのか。
それは、とても単純でカタログのスペック表記上、ほぼ差が無かったのです。
しかし価格の方はというとF5が先述の価格に対し、F100は¥199,950(込)。
Nikonユーザーの間ではブーイングも起きたそうです。
無理もありません。カタログ上では同じなんですもの。
実際にはカタログには載っていないシャッター機構やフィルム送りの正確さなどの
細かい部分で大きな差がありましたし
ファインダー視野率などにも明確な差が出ています。
そんなF100は当時、F5が欲しくて堪らなかったけれど
高価な価格で手が出なかったユーザーの方に好評を博し
生産完了の今でも中古品が根強い人気を保っています。
F100自体も発売当初は結構な値が張ってはいましたけれども・・・。
と、ここまでF100とはどんなカメラかを至極簡単ではありましたが書いてまいりました。
この記事をご覧になっている方は、私がF5のジュニアと呼ばれているからF100を購入し
好んで使っているのだろうと思われるかもしれません。
ところが、私がF100を選んだのはその理由ではありません。
では、何故私はF100を選んだのか。
それは「何となく、永く付き合えそうな気がしたから」です。
え?そんな理由かよ!と怒られてしまいそうですが、本当にその理由なのです。
もちろんマップカメラに勤めている以上、それなりのスペック等は頭には入っていましたが
それらのことは全く関係なく、何か魅かれるものがあったのでしょう。
何よりも、デジタル全盛と呼ばれるこの時代に、私はフィルムカメラが好きだというのも大きな理由の一つかもしれません。
では私の愛機をご紹介いたします。(※この記事の画像のカメラはすべて私の私物です)
まずはこの見た目。
無骨です。実に無骨です。何と言うか「連れ出して傷をつけても様になる」という感じがします。
もちろん私の持論です。
重さも785gと適度な重量感があり、安っぽさは微塵も感じさせません。
幸運なことにまだ大きな傷はついていません。
そしてこのファインダー。
丸い。
デジタルカメラではD700や、D3シリーズもとい
ザ・Nikonと言われるような機種はみんなファインダーが丸いのです。
ここは私がF100に惚れたポイントでもあります。
視野率こそ100%はないものの体感ではとても広く
マニュアルのレンズを使ってもピント合わせは楽に行えます。
次にこの操作しやすそうな機構。
下の画像はD700の上部です。
デジタルカメラのD700と比べてもボタンの配置など
そんなに違いがないことがお分かりになると思います。
なので、デジタルカメラしか操作したことがない。
なんていう方でもすぐに操作は慣れてしまうと思います。
こうして、私の愛機をご紹介させていただきましたが
私がF100を選んだ理由。
それは私自身フィルムカメラが好きで、ふとF100が目に留まり
永く付き合えていけそうだと感じたからです。
カメラはもちろん機械ですし、大事な写真を撮ることから
機能面も重視したいところです。
しかし、私の場合フィーリングで選んだというのが一番大きいのです。
やはり永く付き合うには気に入ったものを使うのが一番。
私は強くそう思います。
長くなってしまいましたが、カメラの日ブログ第一弾はここで終了です。
明日はどんなカメラが紹介されるのでしょう。
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