【マップカメラ情報】【1号店地下1階】 ドアノーが愛したローライ スタンダード
お買い上げ誠にありがとうございます。
今回ご紹介するのは、ローライフレックス スタンダードです。
1932年発売、ローライフレックスのまさに基盤となったカメラです。
120フィルムが使えるようになり、巻上げも初代「オリジナル」のノブ式からクランク式になりました。
ただし、シャッターチャージとレリーズは、後のローライコード同様ボディ下部にあるレバーで行ないます。
デザインの特徴にもなっているフォーカシングフード周り。
クラシカルな雰囲気をかもし出しています。
レンズはカールツァイス テッサー75mm。
F値が4.5、3.8、3.5と変遷していきますが、今回の個体はF3.5のもの。
80年も昔のレンズ、どんな写りをするか、楽しみです。
当時、このスタンダードを愛用したカメラマンとして、
「パリ市庁舎前のキス(1950年)」などの作品で有名な、
フランスのロベール・ドアノーの名が挙げられます。
終戦後のパリで、市井の人々や子供たちを時にユーモラスに、
また愛情を込めて撮り歩き、たくさんの作品を残しました。
まさにこの一瞬!という撮り方から、被写体にどんどん切り込んでいくタイプを想像しますが、
実際はとてもシャイな人柄だったとか。
ローライの上から覗き込むファインダーが、被写体と目を合わすことなく、
かつ相手に対して謙虚な姿勢で臨むことができ、
自分の性格的にぴったりであったと、自らが後に述懐しています。
同時代、ライカに50mmレンズをつけて決定的瞬間を追い求めていたアンリ・カルティエ=ブレッソンとは、
被写体への迫り方が対極ともいえます。
あなたの撮影スタイルは、はたしてどちらに近いでしょう?
80年前のカメラを携え、現代の街を人を撮り歩いてみませんか?!
Rollei ローライフレックス スタンダード(テッサー7.5cm F3.5)
中古「並品」 販売価格:¥54,800(税込)
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