【SIGMA愛】愛すべき「Foveon X3」
このFoveonセンサーがシグマカメラ最大の魅力と言い切っても過言ではありません。
一般的なセンサーは1枚のセンサーに
R(赤)・G(緑)・B(青)3色の色情報をそれぞれ 25%・50%・25% づつ取り込んでいます。
そして市松模様状に配置されたRGBが細かい模様のような被写体を撮影した際に、干渉をおこし、
実際には存在しない色が表れてきたりします。
これがいわゆる「偽色(モアレ)」という問題ですね。
この問題を解決するためにあるのが「ローパスフィルター」。
この「ローパスフィルター」は、偽色を軽減する一方で解像度やシャープネスが損なわれます。
一方、Foveonセンサーは3つの層で R・G・B それぞれの色情報を100%づつ取り込むことができます。
これによってレンズを通してきた全ての画像情報を余すことなく取り込むことができます。
そのために、原理的にいえば偽色が発生しにくく、見たままの自然な色再現を可能にし、
故にローパスフィルターをも必要としないのです。
今でこそ、ローパスフィルターレスのデジタルカメラが登場してきていますが、
シグマは初代のデジタル一眼レフカメラである SD9(2002年発売)からずっとこのローパスレスです。
前回でも述べているように、決して使いやすいカメラではありません。
ライブビュー機能なし
動画撮影機能なし
高感度撮影に不向き
JPEG撮って出し画像ではイマイチ
背面液晶も決してキレイとは言いがたい・・・
とても不器用なカメラです。
しかしながら、ちょっとした手間を掛けて、出てきた画の仕上がりといったら・・・
ほかのデジタル一眼では決して味わえない驚きと感動です。
フィルムカメラで撮影していた頃を思えば、多少の手間が掛かるのなんてあたりまえのことでしたよね。
シグマのカメラこそ、一度つかってみなければこの魅力は伝わりづらいと思います。
ハマる方は、どハマりします。
やめられなくなります。
この「シグマ愛」
ぜひみなさまと共有したい!!
すでにシグマを愛している方も未経験の方も
もっと一緒に、どハマりしませんかー!?