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【Leica愛】Leica、そこに刻まれた歴史

メーカー愛スプリングバトルLEICA編

クラシックなカメラにはそれぞれに歴史が刻まれているものです。
その中でもLeicaはその耐久性、信頼性、持ち運びのしやすさ、使い勝手など
様々な点で秀でており、長年にわたり様々なシチュエーションで活用されてきました。

特に過酷な極地の探検や、そして戦争などの軍事用途としても…
Leicaほど活躍したカメラは無かったでしょう。

“Leica IIIc”、その生産は第二次世界大戦のさなか。
ドイツ陸軍、海軍、そして空軍等で、偵察用途などにLeicaは用いられる事となります。

特に航空部隊での偵察に使われる事が多かったのでしょう。
そうした用途で使用されたボディには
“Luftwaffen-Eigentum”空軍所有物、の刻印がなされ、
管理ナンバーが打刻され使用されていました。

その後、戦後の混乱等でこうしたボディは一般市場に流れる事となります。

leica IIIc

leica IIIc

leica IIIc

元は官給品だったこうしたボディ、刻印を削り取ろうとした
もしくは削り取られたボディやレンズも多く存在します。

leica IIIc

シャッター幕は通称”赤幕”と呼ばれるもの。
シャッター幕の素材が不足していた、レンズの光による焼けを防ぐ、など
諸説ありますが、この赤幕も現存数の少ない稀少なものです。

leica IIIc

2度とこうしたカメラが生み出される様にはなってほしくありませんが、
人々の経てきた歴史の証人として、
このライカも平和な余生を送ってもらいたいと思います。

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[ Category:Leica | 掲載日時:13年05月02日 15時00分 ]

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