【マップカメラ情報】キヤノン EOS-1D Mark III聞き比べ
ん?撮り比べではなく聞き比べとはいかに?
Canon EOS-1D Mark IIIが今までのEOS 1Dシリーズと大きく変わったなと『感じる』ポイントの一つにシャッター音が挙げられると思います。
EOS-1Ds Mark IIを含む、第1世代(勝手に命名していますが・・・)EOS-1Dシリーズはミラーの動作音の後に聞こえる独特の甲高いモーター音がありましたが、EOS-1D Mark IIIはミラー動作音しか聞こえません。
実際にはモーター動作音もしているのですが、防音処理されているかの低音がほんの一瞬聞こえる程度です。
シャッター音の変化と言えば、Nikonのフラグシップ機のD1桁シリーズも第2世代目で大きく変わりました。
D1シリーズのシャッター音はミラーが跳ね上がった時、高速で戻ってきてた時に軽めの音でなっていました。
その音はそれぞれの衝突エネルギーがぶつかった時、ミラーの素材、質量、受け側の素材であのような音がしているのだなと容易に想像できました。
いわゆる『パッ』(ミラーがあがった音)『コン』(ミラーが戻った音)という音です(上手く表現出来てないと思います、すみません)。
D2シリーズからはミラーのエネルギーを同じバランスで受け止める衝撃吸収バランサーの働きで、余韻が削ぎ落とされた歯切れの良い音が聞こえます。
D2シリーズはスローシャッター時に顕著に分かるのですが『カッ、カッ』の様に同じ音が2回なります。
EOS-1D Mark IIIも最新のミラーの衝撃吸収設計により、あの歯切れの良いシャッター音になっているのでしょう。
このシャッター音が、シャッターボタンを押してから次の動作に行くまでのテンポの良さを実感させてくれます。
しかし、シャッターを押した時のリアクションとしては、第1世代EOS-1Dシリーズの縦位置シャッターの柔らかい押し心地、そしてそれとは逆の優しさなど無く、機械としての機能が動いている証明ともいえる甲高い音、そのギャップのコラボレーションも写真を撮る『気持ち』として実に捨てがたいと思うのですが、皆様はどう感じますでしょうか?