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【LEICA】 “Monochrom”


何時からだろうか、世界を黒と白で見るようになったのは。

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“Leica M Monochrom”

古くはKodak DCSのMシリーズ、最近ではPhaseOne Acromatic+デジタルバック等、

主に業務用途や学術研究の為の“限られたマーケット”へ向けた、モノクローム専用設計センサー搭載機は存在したが…

レンジファインダーカメラでそれを製品化したライカ社は、ある程度の覚悟を要したことだろう。

モノクローム画像をRAWで撮影出来る事の、意味。

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一般的なデジタルカメラでは、モノクロモードで撮影すれば、手軽にモノクロ画像を手にする事が出来る。

しかしそれは、ベイヤー構造のカラーフィルターを通過した光を補完し、変換された絵に過ぎない。

潔いモデル名の通り、“M Monochrom”のセンサーにはカラーフィルターを搭載する必要は無く、

1つの画素が各々で“純粋に”光の強弱を記録している。

それが結果にどう現れるのか?

撮影したRAWデータを開いたその瞬間、思い知らされる。

ライカが「正真正銘の」モノクロ写真と表現していたのにも頷ける。

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鮮鋭なる解像感と、ISO10000までも実用可能な感度の上昇。

そして…シャドーからハイライトの階調。

上質なモノクロームフィルムで撮影したかのような絵。

“Monochrom”のRAWデータが持つ器の大きさは、目を見張るものがある。

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劇的なカメラの進化と、性能が飽和状態の昨今。

デジタルカメラとフィルムカメラ。

そして、カラーとモノクローム。

選択の時代。

『モノクローム写真しか撮れない、デジタル・ライカ』

そんな選択肢はいかがだろうか。

(写真・文責 R.Hirokawa)

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〓〓タイムズフォト〓〓

[ Category:Leica | 掲載日時:13年08月05日 01時20分 ]

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