大口径ハイスピードレンズ。

国産レンズメーカー各社が“明るさ”を追い求めて凌ぎを削っていた時代。

富士写真フィルムもそのうちの一社でした。

ライカスクリューマウント規格でリリースされたハイスピードレンズ群は、

35mm F2 , 50mm F1.2・・・そして、1956年。

このFUJINON 100mm F2の発売で出揃う事になります。

真鍮ブラックペイントとクロームメッキのツートンカラー。

マウント部から次第に太くなっていく、武骨なデザイン。

なかなかに迫力があります。

少々蒸着面に劣化はあるものの、ブライトフレームを内蔵した単体ファインダーも付属。

そしてこちらが、レンズ一式を収納できる革ケース。

ファインダーも仕舞えるだけで無く、きちんと固定が可能。

もちろん、FUJINON銘が入ったオリジナルです。

純正のフロントキャップとフードがきちんと揃っている個体は、最近あまり見なくなりました。

肝心のレンズエレメントは清掃済みですが、撮影に影響しない程度の極薄いクモリとカビ跡は残っています。

ファインダーを含め、経年なりのコンディションといったところでしょうか。

FUJINON 100mmの気になる写りは･･･ご覧のとおり。

(絞り開放:Leica M Monochrom)

当時の技術の結晶とも言える国産・大口径レンズ。

鏡胴に彫られた“JAPAN”の文字がなんだか誇らしげに見えました。

FUJINON 100mm F2のご注文は⇒コチラ

久々の入荷です。

販売済みの際はご容赦下さい。

今回の商品を含め、ライカLマウントレンズの在庫を増強中です。

全てインターネットからご注文いただけますので、是非ご覧下さい。