何故、「TOPCON」なのかと思われるでしょう。
「CIMKO」ブランドを生産していた会社「シィーマ(シマ光学)」は
東京光学「TOPCON」レンズを生産していた会社で
東京光学がカメラ事業を撤退したときに事業譲渡されています。
「TOPCON」の流れをくんでます。
「CIMKO」ブランド販売当初は「PENTAX-K」マウントのみでしたが
後に自社設計でレンズを販売を始めました。
このときより各種マウントのレンズを販売開始しました。
「35mm F2.8」は初期のラインナップにはありませんでした。
のちの自社設計レンズです。
「シィーマ」自社設計レンズになって絞りの中間クリックがなくなりました。
製造の簡素化とコスト削減のためでしょうか?
指標の文字刻印が独特で、つい最近見たような・・・
ゴム・ローレットの形状は違いますが、刻印文字は全く一緒です。
「CHINON」レンズの生産委託先に「シィーマ」も有ったということでしょうか?
このレンズも開放でハレーションがでますが、
前回の「CHINON multi-coated 28mm F2.8」ほどではなく
一段絞った「F4」でほぼなくなります。
ただ、開放の後ボケが渦巻く感じがあり若干うるさく感じられます。
線は太く、発色は普通と言う感じで、全体的に滲んだ感じが見受けられます。
「F8」まで絞り、ピント位置を「6m」程にセットすればパンフォーカスが得られます。
マウントアダプター使用の際には無理やり装着などされないように注意して下さい。
|