週刊カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『6×6cm判の歴史を創ったローライ&ハッセル』
┃週刊カメラーズ・ハイ!【アーカイブス】『6×6cm判の歴史を創ったローライ&ハッセル』
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~こちらの記事は2010年2月18日に掲載されたものです~
Rolleiflex2.8F(Carl Zeiss Planar80mmF2.8)
6×6cm判の代名詞と言えば、やはりローライフレックスとハッセルブラッド。
正方形フォーマットのため、いずれもウェストレベルファインダーが基本となり、
カメラを縦横に持ち変えずに安定した構えでの撮影が出来ます。
一眼レフ、フィルムマガジン交換等、プロカメラマンからのいろいろな要望を
満たすシステムを構築した、ハッセルブラッド。
必要にして最小限のサイズに匠ともいえる技術を詰め込み、発売から60年以上の
歳月を経た現在でも基本設計を変えずにカメラマンに愛され続けています。
今ではデジタルカメラの進歩により使う方は少なくなりましたが、
レコードが主流の時代に、スタジオで使うアクセサリー類が豊富に揃っていた
ハッセルブラッドはプロカメラマンから好んで使われていたそうです。
その他に、画面サイズが正方形のフィルムだった為、レコードのジャケット撮影を
ノートリミング出来るなどのメリットが高かったのも人気の一つだったと言えます。
一方、撮影レンズとファインダー用レンズに別の光学系を持った、二眼レフカメラと言えば、ローライコード・ローライフレックス。
こちらの歴史も古く、80年以上の歳月をやはり基本設計を変えないまま現在まで進化し続けています。
被写体を見続けながら撮影ができる二眼レフは、下を向く独特な構え方やシャッター音が小さいのも特徴的といえます。
スナップ撮影などでもその特徴が生かされ、被写体に威圧感を与えにくく、自然な表情をとらえることができます。
一眼レフとは違う、持つ喜びや撮影する楽しみを二眼レフで味わってください。
レンズはどちらもカールツァイスから供給されていますが、それぞれの描写に違いが見られることも楽しさのひとつと言えるかもしれません。
ほとんどのプロカメラマンもデジタルカメラに移行している今だからこそ、6×6cmという大きな画面サイズでフィルムの撮影枚数を気にしながら、
大切に1コマを撮影してみてはいかがですか。
Rolleiflex3.5F (Carl Zeiss Planar75mmF3.5)
HASSELBLAD 500CM + C80mmF2.8
HASSELBLAD 503CXi + CF60mmF3.5
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