高感度の強さが売りのK-5が出たのが2010年。
発売当時、「開眼、ISO51200」というキャッチコピーにワクワクしたことを覚えています。

そして2012年、K-5Ⅱが出ました。
K-5のマイナーチェンジモデルで、AFセンサーに「SAFOX X」を採用。大口径レンズのAF精度を向上させました。

さらにK-5ⅡsがK-5Ⅱと同日に発売。
こちらは、K-5Ⅱの機能はそのままに、ローパスフィルターレスにしたモデルとなっています。

今回は、K-5からパワーアップ、そしてさらにローパスレス！
K-5Ⅱsをご紹介します。

これからK-5Ⅱsを買おうと悩んでいるとき、
疑問に思う所のひとつとして挙げられるのが、
「K-5、K-5Ⅱ、K-5Ⅱs、それぞれどう違うの？」
という所だと思います。

見た目は3台ともほぼ一緒です。
唯一違うのは、K-5は背面の液晶がフラットなのに対して、
K-5ⅡとK-5Ⅱsはややくぼんでいるということ。
そのため、フラットなタイプより液晶のキズが付きにくい設計となっています。
それ以外は、ボタンの配置も全く同じです。
ただ、重量がk-5は740gで、K-5Ⅱ、K-5Ⅱsは760gなので、少しK-5の方が軽いですね。
（下の画像は、K-5Ⅱsの背面液晶です。よーく見ると、すこしくぼんでいます。）

K-5とK-5Ⅱ、Ⅱsの大きな違いは、
K-5Ⅱ、Ⅱsの方が、より暗所での撮影に強くなったということ。
AF精度が改善され、そして、人工光源にも強くなりました。
高感度撮影に強いこのK-5シリーズにとって、これはとても嬉しい改善点です。
ちなみにⅡとⅡsでは、ローパスフィルターレス以外の違いはありません。

前述の通り、K-5Ⅱsの一番の特徴はなんといっても≪ローパスレス！≫
ローパスフィルターを排除したことにより、より高い解像度を得ることが出来ます。

そして、特筆すべき点はもう一つあります。
それは、バッテリーの持ちの良さ！
一日カメラを持ち歩いて、500枚以上撮影をしてもバッテリーの目盛りがひとつも減りません。
バッテリーの残量を気にして撮影をする必要がないのです。
（※ライブビューを使用しての撮影時にはもうすこしバッテリーの減りは早いです。ご注意ください。）

PENTAXお馴染みのデジタルフィルターも健在です。
HDR撮影、多重露出にももちろん対応！

様々な撮影シーンに柔軟に対応し、その時撮影できる”一番”を引き出してくれる最高のカメラです。