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『ライカ新製品 国内発表会』レポート

9月29日、ライカカメラジャパンはフォトキナで発表された新製品の国内発表会を開催しました。
今回はその様子をレポート致します。

『Photokina Japan』と題してスタートした東京・ライカ銀座店での発表会は
フォトキナ閉幕後に世界各地で予定しているライカの発表会の中で最も早い開催となります。

ウル・ライカが登場して100年、M型ライカが登場して60年という大きな節目を迎えた2014年。
今回のフォトキナで過去最多の30商品の新製品を発表しました。

まずご紹介するのは600台限定のM型ライカ60周年のモデル『Leica M Edition 60』
Audiとのコラボレーションによるデザインで、ボディ、レンズ、レンズフードにはステンレス素材を採用しています。

ライカM-Pをベースに作られた本機の最大の特徴は、背面液晶が “ない”こと。
操作できる設定は絞り/シャッタースピード/ISOのみで画像データはRAWで保存されます。

既に販売が開始されている『ライカM-P』
“P”が意味するものはProfessional・Powerful・Perfect。
より写真を撮るということへ特化したモデルになっています。


そして世界中のカメラファンを驚かせた『ライカM-A』
デジタル全盛期の現代に登場した露出計なしのフィルムレンジファインダー機です。

実際に手に取り、巻き上げのトルク感やシャッターボタンを押した感触・音などを試させてもらいました。

ボディの他にズマリットシリーズのレンズが発表されました。
現行モデルから光学系も新しくなり、どのような描写を見せてくれるのか期待が膨らみます。

ノクティルックス M f0.95/50mm ASPH. 、ズミルックス M f1.4/35mm ASPH. の2本のレンズにはシルバーカラーが追加されます。

続いて中判フォーマットのデジタルセンサーを搭載した一眼レフ『ライカS』の最新機種です。
センサーがCCDから3750万画素のCMOSへと変わり、レスポンスの向上と連射性能の強化、
さらに4K動画の撮影が可能になったモデルです。

新しいSシリーズとして登場した『ライカS-E』
カメラシステムは現行の『ライカS(Typ006)』をそのままに、ボディカラーを『ライカM-E』と同じく
アンスラサイトグレーペイント仕上げにしたSシリーズのニューフェイスです。


新型Sシリーズの2ショット。
手前が新型の『ライカS(Typ006)』、奥が『ライカS-E』です。

LEICA T シリーズからは新しい交換レンズが2本発表されました。
広角ズームレンズ/ スーパー・バリオ・エルマーT F3.5–4.5/11–23mm ASPH.と
望遠ズームレンズ/ アポ・バリオ・エルマーT F3.5-5.6/55-135mm ASPH.です。

この2本のズームレンズで超広角から望遠までのレンズが揃いました。
LEICA T が活躍する撮影フィールドも大きく広がると思います。

Xシリーズも新しくなりました。

ライカX2の後継機は名前から数字がなくなり『ライカX』という名前に。
レンズはF2.8からF1.7のより明るいズミルックスレンズとなっています。
新たに登場した『ライカX-E』は現行ライカX2のカメラ性能を引き継いだスタイリッシュなモデルです。

写真は新しいケースを身にまとった『ライカX』。どちらも質感が良く、さすがライカといった印象です。

コンパクトカメラのV-LUX、D-LUXシリーズもリニューアル。
まず高倍率のライカV-LUX、説明では『スイスアーミーナイフのようにたくさんの機能が詰まったカメラ』と例えられました。

ライカD-LUXはコンパクトなボディながら4/3サイズのセンサーを搭載した高性能コンパクトカメラです。

今回カメラ商品とは別に『ライカフォトパーク』の発表もありました。
クラウドを利用し写真の編集やシェアが出来るサービスで「フォトパークは写真を楽しんで活用してもらうためのツール」と説明していました。
年末には世界的に展開する予定で開始時は英語・ドイツ語版のみの提供となるとの事です。

今年のフォトキナは『S』『M』『X』『コンパクトカメラ』の全てのカテゴリーに
新商品のカメラが登場するという大きな発表となりました。
また、新しい試みとして展開をする『ライカフォトパーク』も非常に楽しみなサービスです。
今後もライカの動向に注目していきたいと思います。

[ Category:etc. | 掲載日時:14年10月03日 10時30分 ]

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