皆様こんにちは！
季節はすっかり秋ですね。

先日「星をぶら下げ曼珠沙華」でご紹介した常泉寺の番外編です。
今回の写真は全てCarl Zeiss Planar T* 85mm F1.4で撮影したものです。

オートフォーカスではなくマニュアルフォーカスレンズです。
フィルター径も72mmの大口径でズッシリとした重さの単焦点レンズです。

私はもうこの「いかにも良く写る大口径レンズ」というルックスに一目惚れで買いました。

持っているカメラがAPS-Cサイズのセンサーなので
35mm判換算で約130mmくらいでしょうか。
結構長い焦点距離ではありますが「ターゲットを狙って撮る」
という目的で覗くとしっくりきます。
覗いたことが無いという方は是非試してみて下さい♪

常泉寺は「花のお寺」として有名で季節ごとにいろいろな花が楽しめるお寺です。
さて、それでは中望遠単焦点レンズの世界へご招待♪

85mm F1.4 1/2500秒 ISO100
早速絞り開放で。
収差がかなり残るので好みが分かれるところかと思います。

良い言い方をすると柔らかくてフワッとする。
悪い言い方をするとピント面が甘い。
私はこの滲み具合が良い味を出してるなと思ってよく使います。

85mm F2 1/3200秒 ISO200
すこしだけ絞って。
F2でもほんのり滲んで柔らかさが出ています。

85mm F1.6 1/1000秒 ISO160
中望遠かつ明るいレンズが描くボケがとにかく好き。
スッと溶けるようにボケていきます。

85mm F2.5 1/400秒 ISO160
真ん中にピンを合わせるとこうなります。

85mm F2.5 1/500秒 ISO160
手前にピンを合わせるとこうなります。
長めの焦点距離も相まってボケがすごいです。

85mm F5.6 1/160秒 ISO200
後ろの彼岸花もある程度写したかったので絞ってみました。
個人的にはF4以降にすると収差が目立たなくなってカリッとした
キレのある描写になるように思います。

85mm F1.4 1/1250秒 ISO200
ちょうどお地蔵様の目線の先に咲いている彼岸花。

85mm F1.4 1/800秒 ISO200
これは絞ってもよかったかな、とも思いましたが
前ボケも偶然入ったのでこれで良いかなと。

85mm F2.5 1/600秒 ISO800
そして常泉寺の河童。
他にも沢山いるので実際に探してみて下さい♪

今回大活躍したレンズは…

今時のデジタル専用設計のレンズにはない
絞り開放時の「色の滲み」が特徴のレンズだと思います。
もちろん絞ればカリッとしたシャープで抜けの良い写りをするのは流石Carl Zeiss！
色の滲みとシャープさをいい塩梅に併せ持つ面白いレンズという印象です。
是非フルサイズセンサーのカメラで使ってみたいものです。

85mm F1.4 1/2500秒 ISO200
最後に1枚。
モノクロでもいい雰囲気です。
良く写ります。
中望遠のレンズをお探しの方には是非オススメしたい1本です。

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