二眼レフは、いかがですか?! R コマーシャル 秋編
秋真っ盛りです!
何かと天候不順な日が続いた今年ですが、
それでも秋らしい爽やかな陽気が訪れるようになりました。
こうなると撮影好きな方ならもう、いてもたってもいられないはず…
秋といえば、やっぱり紅葉…
都心では色づいているのは、まだ限られたところだけのようですが、油断してるとあっという間です。
旅行などをお考えの方なら、もうそわそわされていることかと…
「はてさて、今年はどのカメラで秋を撮ろうか…」とお考えの貴方、ちょっと去年のことを振り返ってみてください。
大きなデジタルカメラと交換レンズを何本も携え、紅葉と見るやアップで、そして引きでとバシャバシャ撮りまくっていたあの日を…
何十枚、はたまた何百枚と記録されたメモリーを家のパソコンで開いた時、ふと「あー、でも結局ファインダーと
液晶画面ばかり見てて、本当の紅葉あんまり見てないなぁ…」なんて思ったりしませんでしたか…
「来年こそは、もうちょっと紅葉狩り楽しまなくちゃ…」
…ほら、思い出したでしょう?! 危ない、危ない。 今年もまた同じことやっちゃうところでしたね。
そんな貴方に提案です。
「今年の秋は、二眼レフと…」
……って、実は上の「はてさて、…」以降の文章、
1年前の春に二眼レフカメラをコマーシャルした時の文章をコピーアンドペーストして、「秋」判にしてみました…
…大丈夫、自分の文章だもん、盗用ではないよね…
繰り返してこそのコマーシャルだし…
なんて言い訳をしながらもお伝えしたいのは、
こんな良い陽気なんだもん、普段とは異なるちょっとクラシカルなカメラを持って歩いてみるのはいかがですか?!
特にこの「二眼レフカメラ」
そのスタイルは、まさにクラシカル!
机の上に置いてあるだけで、どこかノスタルジックな雰囲気を醸し出すカメラです。
街中で颯爽とこのカメラが肩から下げられているのを目撃したら、
カメラ好きは勿論、普段特にカメラに興味の無い人でも目を奪われることでしょう。
秋のオシャレな装いに、他にはない独特でレトロな表情を持つ二眼レフカメラの組み合わせは、
貴方のエレガントさをますます高めること必至!!
どうです? 貴方のオータムファッションを彩るマストアイテムとして、この「二眼レフカメラ」!
流行を先取りするなら、今がチャンスです!!
ローライフレックス3.5F(カールツァイス プラナー75mmF3.5)
……すみません、調子に乗ってしまいました…
でもこのスタイル、実際初めてご覧になる方にはなんとも不思議なものでしょう。
上下2つ並んでいるレンズのうち、上のレンズで見た画像がファインダーに映し出されピント合わせに使用されます。
そして下のレンズにはシャッターが組み込まれ、フィルムに画像が焼き付けられます。
とても古典的ですが、撮影の度にミラーがパタパタ動いて振動が発生したり、
撮った瞬間にファインダーがブラックアウトすることのない、合理的な構造ともいえます。
カメラの上から覗きこむウエストレベルファインダーでの撮影スタイルも、被写体に撮影を意識させることが少なく、
また撮影者自身もじっくりと対象に向かい合えます。
ローライフレックス3.5F(カールツァイス プラナー75mmF3.5)
何よりスクエアフォーマットのファインダー画像は、見た眼に新鮮です。
最近のカメラは、簡単にアスペクト比(画面の縦・横の長さの比率)を変更でき、液晶画面で確認できますが、
大きなファインダー面に映し出される画像は、まるで映画のよう…
見ているだけで、世界に引き込まれます。
勿論、出来上がった写真も、大きなフォーマットのフィルムからプリントされる分、
緻密で繊細、情報量豊かな画が得られます。
ローライフレックス3.5F(カールツァイス プラナー75mmF3.5)
撮影枚数が、一般的な120ブローニーフィルム1本で12枚しか撮れなかったり、
レンズが交換できず、画角が一定であったりと、
デジタルカメラと較べたら欠点ばかりが目立つかもしれません。
でも、そんな欠点もこのカメラを使う人にとっては些細なこと。
それらも含めて、撮影を、そしてカメラ自体を楽しめるカメラなのです。
ローライフレックス3.5F(カールツァイス プラナー75mmF3.5)
ミノルタ オートコード(ロッコール 75mmF3.5)
ローライフレックス3.5F(カールツァイス プラナー75mmF3.5)
ミノルタ オートコード(ロッコール 75mmF3.5)
ミノルタ オートコード(ロッコール 75mmF3.5)
ミノルタ オートコード(ロッコール 75mmF3.5)
そして、想像してみてください。
落ち葉舞い散る並木道、愛用の二眼レフを肩にひとり静かに歩く自分。
ふと何かに気がついたように、おもむろにカメラを構え、そっとシャッターを切る…
その時、優しい風が頬を撫でるように吹き抜け、思わず小さな笑みがこぼれる…
ここでゆっくりと画面が引いてゆき、最後並木道にたたずむ細いシルエットをバックに
大きく「完」の文字…
うん、決まった…
(文責・イット)
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