～こちらの記事は2009年08月06日に掲載されたものです～

◆世界最小の35mmフィルムカメラ　MINOLTA「TC-1」

1996年3月、MINOLTAから発売された「TC-1」は、それまでのコンパクトカメラのサイズを凌駕しました。

ほぼ“名刺サイズ”ながら厚さ約3センチ、35mmフィルムカメラとしては世界最小。

小型化技術の到達点として、高画質・高機能・高品質を今なお誇る高級コンパクトカメラです。

ライツミノルタＣＬのフォルムを生かしたデザインには、超精密チタン外装とクリアコーティングを採用。

レンズはLeica Mマウントでもその名を轟かせたM-ROKKOR 28mm F2.8の流れを汲んだ28mm F3.5を搭載。

のちにG-ROKKOR 28mm F3.5(Lマウント)が発売される事になります。

シャープな切れ味と自然なボケ味とを合わせ持ち、一眼レフに劣らない写りを実現しました。

また、差し替え型の完全円形絞りリング、中央重点測光/スポット測光、視度調節などの機能も搭載。

小さなボディと高級感あるデザイン、その凝縮された機能もあり、一躍人気機種となりました。

1998年7月には世界2,500台限定の「TC-1 Limited」が発売。

ミノルタ創業70周年記念として黒クロームのメッキを施したモデルで、今では滅多に見ることが出来ない稀少品です。

「驚くほど良く写る」という声が多いTC-1をこの機会にどうぞ！！