αPHOTO Vol.5
『Sonnar T*FE35mm F2.8 ZA』

5回目を迎えましたα PHOTO。
今回はFEレンズの中で一番サイズが小さいレンズ、Sonnar T*FE35mm F2.8 ZA
で撮影した写真を紹介いたします。

F5.6 絞り優先(1/60秒) ISO100

朝、カーテンを開けたら銀世界が広がっていました。
あまりの綺麗さに、寝巻きのままカメラを持ってベランダへ飛び出しました。
寒い中、納得いくまで絞りや感度を調整しながら何枚も撮影。

非日常というのは写欲をかきたてるようで、準備もそこそこに出掛けました。

F5.6 絞り優先(1/1250秒) ISO800

真っ白な世界の中を色を探して歩く。
普段とは違う方法での被写体探しはとても刺激的。

F5.6 絞り優先(1/1000秒) ISO800

本当に東京？と同僚たちから言われた一枚。
ここは確かに東京です。
都心部から20kmくらいしか離れていません。おそらく。

F5.6 絞り優先(1/1000秒) ISO800

ベランダでの撮影から約1時間半ほど経った頃の写真です。
雪が止む気配もまだ無く、どんどん積もっていきます。
歩いてもアスファルトが見えないくらい積もりました。

「雪が降っている」という状況をどうしても撮影したくて、試行錯誤。
絞り値とシャッタースピードのバランスのいいところを探る。
撮影に没頭している幸せな時間です。

F5.6 絞り優先(1/640秒) ISO800

移りゆく季節を感じられるすてきなお庭。
右奥に黄色い実をつけている木。
この黄色がひときわ鮮やかでした。

F5.6 絞り優先(1/1000秒) ISO800

今度はクリエイティブスタイルをモノクロにして撮影。
コントラストやシャープネスは初期設定のまま、変更していません。

F5.6 絞り優先(1/1250秒) ISO800

ただでさえ沢山の雪で色が少ない状況ではありますが、あえてモノクロの世界で見ると
普段よりも陰影を感じられた気がします。

F2.8 絞り優先(1/800秒) ISO800

こちらはモノクロっぽくも見えますが、カラーで撮影しています。
看板に付いた雪の先端がツンツンとしているのがわかります。
どこのことを言っているか、伝わっていると良いのですが……。

つまるところ、細かいところまでしっかりと写しだしていますね、
というのを伝えたいのです。
看板のひび割れや、塗装が剥がれているのも、
看板に使われている木のぬくもりまでもがわかるほど。

この日は短時間でしたが、初めてのカメラと初めてのレンズとともに
とても有意義で幸せな撮影時間を過ごせました。

そして、最後は別の日に撮影した2枚の写真。

F2.8 絞り優先(1/160秒) ISO3200

F4 絞り優先(1/160) ISO3200

この2枚はほぼ同じ位置から絞りを変えて撮影しています。
開放では、ずれている部分もありますが、きれいな玉ボケを写すことができました。
開放から絞ってF4で撮影した方は、点光源が円ではなく多角形になっています。
このレンズでF4で撮影するとこうなるのだなぁと確認できました。

レンズの特徴を知り、その上でどう撮影するか考えるというのも
楽しみであり、大切だと今更ながら実感しました。

何事もやってみて、じっくり見てみて、わかることがありますね。
もっと日々を大切に過ごしたいなぁ
などと、人生についてもちょこっと考えた休日でした。

SONY FAIRとともに始まりました、【α PHOTO】。
ここではスタッフが、SONYのAマウント・Eマウントレンズを
持ち出して自由に楽しく撮った写真を皆様にご紹介していきます。

α PHOTO第5回のレンズは『Sonnar T*FE35mm F2.8 ZA』でした。
使用ボディはSONY α7です。

次回はどんなレンズが登場するのでしょうか。
乞うご期待！

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