時代が変われば、カメラも変わるもの。
大好きだった愛機も気づけば「時代遅れ」なんて言われたり・・・。
後輩カメラ達がどんどん進歩するなか、偉大なる先輩カメラ達は形見の狭い思い。
寂しいものですね、別れとはいつでも突然やってくるもの。
今回紹介させていただくカメラもそんな時代の流れに押されつつある一台かもしれません。
発売開始から今日まで沢山の方達に愛されてきた名機。
エドウィン・H・ランド博士の最高傑作、「SX-70」

1972年(日本では1974年)に発売が開始されたポラロイドカメラです。
懐かしい雰囲気を漂わせる、レトロな描写は多くの写真家やアーティストを魅了しました。
人気の理由はそれだけではありません。やはりそのデザインでしょう。
使わないときは平たい物体でありながら、開くとそのお洒落な正体を現します。
部屋に置いとくだけでも、インテリア的な置物に早変わり。
まさに一世を風靡したポラロイドカメラの代表的な存在と言えましょう。
しかし、そんなSX-70にも時代の変化が押し寄せてきてしまいました。
約2年前に専用フィルムが販売終了。
さらに代用フィルムの感度を抑える純正NDフィルターも約3ヶ月前に販売終了。
だからといって完全に使えなくなった訳ではありません。
市販のNDフィルターを使えば感度を抑えて撮影する事ができます。
しかし、以前のように使えなくなってきているのは事実です。
デジタルカメラが急速に進化する中、SX-70は少しずつ影が薄くなってしまった印象です。
でも今尚SX-70を愛用されている方はいらっしゃいます。私もその一人。
休日にSX-70をぶら下げて近所を散歩する楽しみは他では味わえないと思います。
「バシャ！ジ—。」
いい音だと思いますよ。皆さんもいかがですか？？SX-70。
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