昨年登場し、我々に衝撃を与えた「Leica M-A(Typ127)」

Leica MPから露出計を取り去った、完全機械式の潔いモデル。

今の時代に、こうしたフィルムカメラを新製品としてリリースするライカの心意気に惚れたものです。

さて。

皆様は、実に今から10年以上前、同様のコンセプトで生み出されたモデルが存在したのをご存知でしょうか。

2004年発売、限定500台。

当時中国市場で輸入代理店を務めていた香港シュミットが企画したリミテッドエディション。

「Leica MP Classic Set」

前述の通り、露出計を搭載しない完全機械式のフィルムカメラ。

まさに、M-A(Typ127)の始祖とも言うべき存在でしょう。

ブラッククローム仕上げで無刻印という、飾り気がないM-A(Typ127)に対し、

「MP Classic」には、筆記体でライカのロゴが刻印され、艶のあるブラックペイントが施されています。

通常モデルのMPに比べてみても、クラシカルな刻印は満足感がありますね。

ブラックに塗装された、フィルムカウンターやシャッター周りのお皿が素敵です。

そして、注目すべきなのがセットになっているこのレンズ。

｢Summicron 50mm F2｣

もちろん、ボディと同じくブラックペイント。

所謂第一世代の鏡胴デザインを見事に復刻しつつ、現行タイプと同様の光学系を持ち合わせています。

付属する12585タイプのフードもブラックペイント。

形はそのままですね。当然ながら、旧12585を取り付けることも可能です。

フードまでブラックペイントで統一され、良い立ち姿です。

美品クラス、使うには惜しいほど綺麗な状態。

メーカーにてファインダー、レンズ清掃、各部調整、点検済み。

元箱から付属品はきちんと揃っています。

実用にも、コレクションにもオススメです。

デジタルカメラに飽きてきたら、フィルムカメラへの回帰。

定期的なメンテナンスを欠かさなければ、末永く使えるでしょう。

デジタル飽和時代の今だからこそ、お勧めです。

「Leica MP Classic Set」

￥938,000(税込)
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