「Summilux M50mm F1.4 ASPH.」

「Summicron M35mm F2 ASPH.」

“Black chrome”

本年、世界限定500本が生産されたスペシャルモデルが、早速中古で登場。

ライカ黄金期…所謂第一世代のような、クラシカルな鏡胴デザインを採用した

「Summilux M50mm F1.4 ASPH. ブラッククローム」

光学系は現行Summiluxと同様ですので、ハイコントラストで鮮鋭な描写が楽しめます。

2005年に世界限定1000台が生産された「MP3 LHSA Special Edition」に付属していたSummiluxも同様の形でしたね。

その際は、ブラックペイントとシルバークローム仕上げでしたが、今回ご紹介しているモデルはブラッククロームメッキ。

鏡胴には真鍮材を使用している為、質感はかなり高いものになっています。

滑らかな絞りのクリック感、ピントリングの操作感…アルミ合金ではこうはいきません。

驚くべきことに、鏡胴と同様にレンズフードまで真鍮製です。

往年の「12586」タイプのレンズフードを装着した立ち姿は、なんとも美しい。

ピントリングに刻まれたFeet指標には赤いペイントが施されています。

1950年代末～1960年代の半ばまで、ブラックペイント/ブラッククローム仕上げのレンズには、同様の仕上げが存在しました。

視認性を考慮しての事なのか、この赤い文字は黄色へと変更されて現在に至ります。

通称レッドスケール。

なんとも愛好家泣かせな演出です。

同じくブラッククロームメッキの「M Monochromシリーズ」や「M-A(Typ127)」に良く似合います。

しっとりとした質感は、使い込むのが楽しみになりますね。

お次は同時にリリースされた「Summicron M35mm F2 ASPH. ブラッククローム」

こちらの鏡胴は現行の通常モデルと共通のデザイン。

しかし、材質は真鍮へと変更されてブラッククロームメッキがかけられています。

通常モデルはアルミ合金にブラックのアルマイト。※シルバークロームモデルは同じく真鍮製

当然、重さも質感も大きく変わっています。

Summicronには「12504」タイプのフードが付属。

上でご紹介したSummiluxと同様に、フードも真鍮製です。

2014年、SOLMSから創業の地であるWETZLARへ返り咲いたライカ。

「LEICA CAMERA WETZLAR MADE IN GERMANY」の文字が泣かせますね。

ハイコントラストでシャープな、コンパクトなレンズ。

現行モデルを単に実用品として所有するのではなく、趣味性を少し加えたいとお思いの方にお勧めのチョイス。

こちらもブラッククロームメッキのボディによく似合います。

「Summilux」「Summicron」共に、真鍮製のフロントキャップが付属。

フードを装着せず、このキャップだけで運用するのも渋いですね。

いかがでしょうか。

500本しかない、スペシャルなモデル。

昨今のライカブームで、今後価値が上がることが予想されます。

手が届かない存在となる前に、ご検討ください。

｢あの時買っておけば良かった｣となりませんように。

中古商品は一期一会ですよ…。

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