【Leica】何コレっ!? 第10回 『FOKOS / 14011』
思わず「何コレっ?!」と叫びたくなるこの物体。まるで古い映画のワンシーンに出てくる消火栓のようなこれは、いったい何でしょう?
ライカのコードネーム「FOKOS / 14011」は、1946から1966年ころまで作られた単体の距離計です。
これより前の縦型の距離計よりも全長が短いため、ショートベースと呼んでいます。
↓ このようにカメラのアクセサリーシューに差し込んで使います。・・・これでも「何コレ!?」ですね!
でも、いかにもクラシックカメラといった佇まいが、何だかカッコイイ~!
↑ ライカIc + エルマー50mmF3.5 + SBOOI 50ミリファインダー + FOKOS/14011
ライカには、このライカIcのようにファインダーも距離計も付いていないカメラが存在します。
レンズとその焦点距離用のファインダーを付けて、目測で距離合わせをして撮影するのですが
より正確なピント合わせをするために用いるのが、単体の距離計なのです。
距離計下部の丸窓を覗き込んで、その上の大きな距離ダイヤルを回します。
すると二重像が上下に動き、ピタリと重なれば、測距完了です。
例えば、距離ダイヤルが上の写真のように3mを指していたとき、
レンズの距離指標を3mに合わせます。
そうしてから、ファインダーを覗き構図を決めて、いよいよシャッターを切るのです。
(ああ、この時、連動距離計内蔵カメラのありがたさを実感するのです!)
あっ!その前に露出を測って、シャッター速度と絞り値の設定が必要ですよね!
一連の儀式のような手続きをとってから、やっと撮影できるなんて現在のカメラでは想像できませんね!
しかし、この「FOKOS / 14011」、儀式に相応しい精密さと質量(62.5g)を持った
たいへん魅力的なライカのアクセサリーですよ!
これを使って、たっぷり時間をかけて、じっくり考えて一枚入魂の傑作を撮ってみたいと思うのです!
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