10月下旬。
秋の色に染まり始めた東京です。
山々、木々が紅葉に染まる景色を想うと心が逸ります。
夏の感覚のままでいたら、
秋冬の日の傾きは、とても早く。
秋は12時になる頃にはもう夏の14~15時頃に感じます。
17時前に日の入りを迎えるのですから本当に日が早くなりました。
仕事柄、平日の穏やかな午後を練り歩けるのが一つの贅沢。
何の変哲もない住宅街や公園、
歩みを急かされる事も、待たされる事もない
まったりした時間を贅沢に。
今回は1981年に発売され今もなお新品のレンズとして
販売を続けているベストロングセラーレンズ。
Nikon (ニコン) Ai Nikkor 50mm F1.4S です。
ボディをα7にすれば現在のマップカメラの中古価格なら
アダプターを合わせても10万ちょっとの組み合わせ。
一昔前では考えられない価格に小躍りしたくなります。
カーソルを乗せると絞った画に変わります
位置がずれてるので少し気持ち悪いかもしれないですが、、
中古では二万円台で手に入るレンズでありながら
大口径ならではの開放の柔らかい描写から絞った時のシャープさを
手軽に楽しめる一本です。
機材が軽ければ足取りも軽い。
足取りが軽ければ歩みも増える。
歩みが増えれば発見も増える。
そうやって見つけたり、出会えたりしたものは一層美味しかったり、感動したり。
今日立ち寄ったお店は味も美味しく、スタッフさんの対応も素晴らしく、
至福の憩いのひと時でした。
どこからか猫の鳴き声。
なぜか鳴き続ける猫とその猫を撮り続ける輩。
あーだこーだとポジションを変えながら撮り続ける私に飽きたのか、
しばらくするとどっかにいってしまいました。
二、三分じっとしてくれていたので満足でしたが。
いつかフレアもゴーストもハレーションもない
光学的に理想のレンズが生まれたとしても
無数にある数々のレンズ達が無用となることはないでしょう。
レンズはちょっぴり違う世界を覗かせてくれる魔法のアイテム。
どのレンズがどんな世界を見せてくれるのか、
古くても新しくても、発見があること間違いなしです。
ボカすも絞るも、柔らかい画も締まった画も。
寄るも引くも、風景でも物でも、友人でも恋人でも。
一歩と三歩で世界が変わるこの忙しない50mmのレンズと
35mm判フィルムと同じセンサーサイズのフルサイズ一眼で
最高の瞬間を増やしてみませんか。
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