【Canon】夜汽車に乗って。
横浜駅22時24分。家路を急ぐ人々で賑わうプラットホームに、
見慣れない列車が静かに滑り込む。
寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」だ。
長い発車ベルが鳴り止み、扉がゆっくりと閉まるといよいよ旅のスタートである。
相棒はCanon EOS M2、私が愛してやまないカメラだ。
客席の多くは個室になっており、静かな通路には「ガタンゴトン」という
列車の走行音だけが響き渡る。
切符を見ながら、自分の客席を辿る。まるでホテルの部屋を探しているような気分だ。
ホームと同じ高さの通路から階段を降りる。床の下はすぐ線路、という低さだ。
「サンライズツイン」という名の2名1室の客席は思いのほか広く、快適な夜行列車旅を楽しむことが出来る。
しかしながら、このような室内を写真に収めるには超広角レンズが必須だ。
Canon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMは超広角ながらコンパクト。お気に入りレンズのひとつである。
夜が更けても尚、列車は闇を切り裂いて走り続ける。
部屋の明かりを消してベッドに横たわり、流れゆく車窓から見える星空に目をやる。
ふとラジオの電源を入れると、聞き覚えのあるMCが低い声でなにやら語っている。
―「夜の静寂(しじま)の、なんと饒舌なことでしょうか。」―
翌朝7時27分、四国、香川県高松駅に到着。
旅先で広角レンズの出番は多い。
「この場所にはもう二度と訪れることはないかもしれない」という思いに、
なるべくその景色を余すことなく持ち帰りたいという気持ちが働くからだろう。
ご当地の食べ物は、旅先の大事な思い出。
Canon EOS M2は小型なので、ささっと写真に収め、つるつるっと頂くことが出来る。
ここでレンズをEF-M22mm F2 STMに交換する。
35mm判換算で焦点距離35mm。薄いパンケーキ型ながら、開放F2の明るさを誇る。
EF-Mレンズのラインナップは決して多くないものの、そのひとつひとつが魅力的で、
EF-Mレンズを使いたいが為にEOS Mシリーズを手にしたという声も多い。
歪みが少なくボケも綺麗。それでいてポケットに入るコンパクトさ。値段も手頃。
EOS Mユーザーはこのレンズを使わない理由など無いのではないか。
高速船に乗り、小豆島へと渡る。青く広がる空、海が美しい。
ここは「エンジェルロード」―。潮の満ち引きによって、
一日のうち限られた数時間のみ、砂浜の道が姿を現すという神秘的なスポットだ。
小高い丘に登ってエンジェルロードを俯瞰する。
やはりここでも広い画角のレンズが大活躍する。
F11程度までしっかり絞って、雄大な景色をキッチリと収める。
ゆっくり散歩をしていると潮が満ちてきた。
奥に見える小島へと続く唯一の道が閉ざされてゆく。
帰路へと就く。フェリーに乗船して潮風の香るデッキにあがると、
先程まで居た小豆島がみるみる小さくなってゆく。また会う日まで。
途中、岡山県は倉敷。「倉敷美観区」という町並み保存地区へと立ち寄った。
写真を楽しむ者はこういったロケーションにワクワクするであろう。
新幹線は、行きの夜行列車で掛かった時間の3分の一程度で私たちを送り届ける。
かつて「夢の超特急」とも言われた新幹線は、夢のような休日から現実へと引き戻してくれた。
* * *
さて、前置きが長くなりましたが、嬉しいお知らせがあります!
EF-Mレンズのラインナップに新しいレンズが加わります!
EOS Mファンの私は、恐らくマップカメラ内で一番楽しみにしている事でしょう。
撮影倍率が最大で1.2倍!
レンズ前部にLEDライト内蔵!
という本格マクロレンズが登場です!
こんなすごいレンズがEOS Mでしか使えないなんて・・・
数あるミラーレス一眼からEOS Mシリーズを選んだあなたはラッキー!
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