梅雨の季節は憂鬱ですが梅雨だから出かけたい場所があります。
この時期の鎌倉は街中あちこちで紫陽花の花が満開となり、
しっとりとした情緒が楽しめます。
たくさんの小さい花が集まって咲く綺麗な紫陽花は
初夏を彩る代表的な花として人気です。
その中でも明月院の紫陽花は「紫陽花寺」の異名を持つだけあって
素晴らしいの一言です。

明月院に咲く紫陽花はどれも濃い青色で、
通称「明月院ブルー」と呼ばれています。
深い海を思わせる青が基調。

紫陽花は湿度が高いと色が濃くなる特徴があり、
雨上がりの時間帯にあわせて行くと、
目を引く色彩となってとてもきれいです。

青色の紫陽花には、「忍耐強い愛」という花言葉があります。
青色というのは心理学的にみると忍耐強さなどにあふれる色とされております。
その為このような花言葉がついたと言われています。

院内にある約2500株とも言われる紫陽花が、
一斉に青く染まる様子は地上にいながら極楽のようです。
明月院の紫陽花は「ヒメアジサイ」という日本古来の品種。
紫陽花の花は土地の酸性が強いと青く、
アルカリ性が強いと赤くなる傾向があります。
恐らく明月院の環境がヒメアジサイにとって、
とてもきれいな青になる良い環境なのでしょう。

紫陽花の咲く頃の鎌倉は訪れる観光客でとても混雑します。
梅雨の季節という事もあり、足元が滑りやすくなっています。
動きやすい服装で写真ライフをお楽しみ下さい。

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