【マップカメラ情報】Nikon D300、D200、D2X ISO感度別比較
DXフォーマットの気になる3機種のISO感度別の比較を行ってみました。
データはRAWで撮影後、Capture NX V1.3を使用して以下の設定で作成しました。
※マニュアル露出で各ISO感度毎に同じパラメーターで撮影しています。
- ピクチャーコントロールをスタンダードに設定
- 輪郭強調を0に設定
- ホワイトバランスを5000Kに設定
- ノイズリダクションを0に設定
画像をクリックすると、元画像から1800×1400ピクセルにトリミングした画像が表示されます。
※ブラウザ上では画像が最適なサイズにリサイズされて表示されますので、画像左上に表示される白い『原寸サイズ表示ボタン(矢印が外向きになっているボタン)』を押してください。
※高感度ノイズリダクション機能をONにすれば、カラーノイズが抑えられて絵は安定します。
ノイズリダクション処理は、元データにあるカラーノイズをつぶして絵の粗さを抑えます。
ただし、全体的に絵が甘くなってしまいますので、シャープネスでディテールを復元します。
この時に、輝度ノイズが(同系色のブツブツ)が発生してしまいますので、パラメータを調整して解像感とノイズとのバランスを取ります。
Capture NX上で、各機種のノイズリダクション設定(ノーマル)のパラメーターは以下の数値になっていました。
■D2X
ISO100 適用量0、シャープネス5(ノイズリダクションoff)
ISO200 適用量0、シャープネス5(ノイズリダクションoff)
ISO400 適用量8、シャープネス6
ISO800 適用量15、シャープネス7
■D200
ISO100 適用量0、シャープネス5(ノイズリダクションoff)
ISO200 適用量0、シャープネス5(ノイズリダクションoff)
ISO400 適用量4、シャープネス6
ISO800 適用量8、シャープネス6
ISO1600 適用量15、シャープネス7
■D300
ISO200 適用量0、シャープネス5(ノイズリダクションoff)
ISO400 適用量0、シャープネス5(ノイズリダクションoff)
ISO800 適用量9、シャープネス6
ISO1600 適用量19、シャープネス7
ISO3200 適用量25、シャープネス7
この数値からわかるのは、D200のISO400、ISO800の元々のノイズの少なさではないでしょうか。
高感度を重視する方にはD300、D200を、屋外、スタジオなどで光量が確保できるのであれば、中古価格帯がこなれてきたD2Xがお勧めです。
高画質の最新機種のD300を選ぶか、メカとしての完成度の高いD2Xを選ぶか、オールマイティーに使えるD200を選ぶか悩ましい所です。