2016年10月29日(土)、講師に上田晃司氏をお招きし
「Nikon D500 & NIKKORレンズが欲しくなるトークセミナー」を開催いたしました。
「Nikon D500」は4月28日に登場して以降、常に売上上位にランクインする人気機種。
しかも今購入すると最大3万円のメーカーキャッシュバックが受けられるお得な期間ということもあり、
ご購入を検討されている多くのお客様にお集まりいただきました。
今回は参加いただいたお客様に事前アンケートを実施し、ご購入の後押しになる項目を質問させていただきました。
そこで多かった回答で、「製品への理解」や「FXとDXの使い分け」等の回答をいただきましたので、
セミナーは製品の魅力を中心に解説いただきました。

すでにカタログや口コミ等で多くので情報が入手できますが、
実際に使い込んでいるプロカメラマンの解説はとても参考になります。
まず、特筆すべき箇所は機能を割り当てるとことで更に使い勝手が向上するということ。
長年多くのカメラマンに愛用され、多くの要望に応えてきたニコン機はメニューの項目が豊富で
「メニューを知るとニコンの良さが見えてくる」と言われています。
その豊富な機能を用途に合わせて割り当てることで、撮影効率が格段に向上することがよく分かりました。
筆者も長年のニコン愛用者ですが、目から鱗の内容ばかり。
家に帰って設定を変更したのは言うまでもありません。
割り当て機能の中で上田氏のオススメが再生時の「ピント位置の等倍表示」。
高画素化されよりシビアなピント合わせが要求されるデジタルカメラで、画像の確認が一発で済むのでとても便利とのことです。
画面タッチでスムーズな操作が可能なD500ですが、多くの写真をより確実にチェックする方には最適な設定と感じました。

夜間のスナップ撮影が多いという上田氏は、カメラのボタンすら見難い暗い場所で便利な設定なども教えてくれました。
カメラを握っていれば、どんな暗闇でも電源を入れて撮影できるのがニコン機。
右手側のボタンをカスタマイズすることで、さらに便利になります。

続いて画質性能のお話に。
ニコンにはフルサイズ用のFXレンズとAPS-C用のDXレンズの2種類ありますが、
同じ焦点距離ならFXレンズを使って欲しいと上田氏は語ります。
センサーの大きさに対し余裕のあるFXレンズは、周辺が流れにくくよりシャープな画像が得られるとのことです。
機会があれば、是非「AF-S DX35mm F1.8G」と「AF-S 35mm F1.8G ED」を試してみてください。
お値段は倍以上してしまいますが、周辺の解像力が圧倒的に違うことに気づかれると思います。
広角撮影が苦手な印象のAPS-C シリーズですが、
「AF-S 20mm F1.8G ED」「AF-S 24mm F1.8G ED」「AF-S 28mm F1.8G」と
大口径単焦点レンズが4mm刻みで揃うニッコールレンズの魅力を多く語っていただきました。
広角レンズは1mm違うだけで写る範囲が大きく変わりますから、最適な1本を選びたいものです。
これらは接写にも強く、大きなボケ味も楽しめます。

レンズのお話は、D500がもっとも得意とする望遠撮影へと進みます。
写真は羽田空港側の城南島公園から「AF-S 80-400mm F4.5-5.6G ED VR」との組み合わせで撮影したもの。
600mm相当の超望遠撮影が楽しめる上、ワイド端が80mm始まりということで、標準レンズに追加するのに丁度よい1本です。
より超望遠を気軽に楽しむなら「AF-S 200-500mm F5.6E ED VR」もオススメです。

動く被写体に最適なAFエリアモードの選択方法も教えていただきました。
先の航空機撮影には面で被写体を捉える「グループエリアAF」を、
鳥など小さな被写体を捉えるなら周囲のポイントがカバーする「ダイナミックAF」が便利とのことです。
ダイナミックAFは点数が増えると違うポイントに移動してしまうことがあるので、
被写体の大きさに合わせて点数を調整したほうが良いとのアドバイスもいただきました。

レンズ選びのポイントをもう1つ。
上の写真は絞り羽根の枚数が異なるレンズを撮り比べたもので、写真左のレンズは9枚羽根で、右側が7枚羽根レンズです。
街灯が発する光条の違いが一目瞭然です。羽根枚数×2が光条の数で、枚数が多いほどシャープな広がりを見せるとのことでした。
一般的にレンズのおいしいポイントは絞り開放から2~3段と言われています。
解像感重視であればNIKKORレンズ群も絞り開放から2段前後がベストとのことですので、ぜひお試しください。
風景などをシャープに撮影する際は、F8以上絞ると画質が低下することもあるので注意が必要とのことです。

ニコンのハイスペックレンズには「ナノクリスタルコート」が施されており、
フレアやゴーストの発生を軽減しクリアな画を提供してくれます。
上田氏曰く「写真はレンズで決まる」とのことですから、レンズ選びはとても重要になります。

最後にオススメのアクセサリーも紹介いただきました。
ワイヤレス発光が電波制御式になった新型スピードライト「SB-5000」は、第2の太陽として活用できる便利なアイテムです。
商品撮影やモデル撮影など、スタジオ撮影用アイテムの印象の強いスピードライトですが、
風景撮影時に色味を足す使い方などのアドバイスもあり、スピードライトの奥深さも知ることができました。

本ブログに掲載しきれない濃い内容であっという間の2時間。
D500やニッコールレンズの理解を深めることができ、私も欲しくなってしまいました。
セミナー終了後、店頭でお買い上げいただいたお客様もいらっしゃったようです。
皆様もお得なキャッシュバック期間中にぜひご検討ください。
今回も皆様のおかげでとても参考になるセミナーを開催することができました。
この場をお借りしまして再度お礼申し上げます。
今後も皆様にお楽しみ頂けるセミナーを企画して参りますので引き続きマップカメラを宜しくお願いします!!
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