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【X-Rite】ColorMunki Displayを使って簡単モニターキャリブレーション!

RAWデータの現像を始める前に、モニターでRAWを正しい色で見ていますか?

正しい色調整はできていますか?

RAWデータを現像ソフトウェアで開いた時、正しい色で表示されていますか?

RAWデータの現像をする上でとても大事な調整項目は、以下の3つです!

それでは、それぞれの項目を詳しく見ていきましょう!

①色温度調整

キャリブレーションされていない一般的なモニターは、色温度が7500K位のとても青い色で出荷されています。

「モニターの白がちょっと青いな」と感じたことはありませんか?

プリントをした時に、用紙の白と比べてモニターが青白く感じたことはありませんか?

逆に、紙が黄色く感じたことはありませんか?

RAWデータは「sRGB」や「Adobe RGB」で保存することが一般的ですが、

この「sRGB」と「Adobe RGB」の仕様としての色温度は「6500K(ケルビン)」です。

写真データが6500Kとすると、モニター自体の色温度が7500Kに設定されていた場合、

正しいデータを見ることができずに青白く表示されていることになります。

この青白いモニターで写真の色温度を少し下げて丁度いい感じに見えるように調整をしたとしても、

データは正しい色温度だったのにも関わらず、もっと黄色くなるように調整をしてしまったことになります。

つまり、このデータのキャリブレーションをして正しい色のモニターで表示すると、

黄色く表示されてしまうということです。

正しいキャリブレーションをしていないと、以下のようなことが起こってしまいます。

この写真は、データが青いのでしょうか。それともモニターが青いのでしょうか?

同じ写真データなのに、モニターによって色が違って見えています。どちらが正しいのでしょうか?

②グレーバランス

写真データの中にグレーの部分を探して、RGB値を揃えるように調整をしますよね。

R120,G120,B120のように数値が揃うと、データ的にニュートラルに調整したことになります。

このとき、調整したグレーが「グレー」に見えていますか?

モニターの色温度によって、このグレーの見え方が変わってくるのです。

先ほども記載した通り、購入したそのままの状態で使用していると青っぽいグレーに見えるので、

正しい色で見えるようにキャリブレーションすることをおすすめいたします!

③露出調整

「モニターでは抜けのいい感じで明るく綺麗に調整できたのに、プリントすると暗くなるんだよなあ。」

こんな経験はありませんか?

通常、このような場合の解決方法の1つとして、プリント側からのアプローチがあります。

「用紙のICCプロファイルを使うと解決するのでは?」とか、

「光沢紙と染料のプリンタにしてみたらどうか?」とか。

間違いではありませんが、その前に「モニターの状態を疑ってみる」事が最初のポイントになります。

プリンターはRGBデータ通りにプリントをしている訳なので、

「暗くプリントされる」という事は「データ自体の露出が暗い」ということ。

では、なぜデータの露出が暗くなるのでしょうか?

これは、モニター自体が「明るすぎる」のが原因です。

一般的にモニターを使用していると、明るさボタンを押して知らず知らずのうちに段々と明るくしてしまいます。

通常使用しているモニターの明るさは、写真を見る明るさの2倍くらいで見ている方が多いのです。

明るさの単位でいうと、200カンデラ程。通常、写真もプリントも120カンデラくらいで十分なのです。

(環境によっては異なることもあります。)

モニターキャリブレーションをして、明るすぎない適当なモニターの明るさに調整しましょう!

  • sRGBやAdobe RGBの写真データを正しく表示させる設定ポイント!

    ①ColorMunki Displayを起動します。

    ②ディスプレイのプロファイルを選択します。

    詳細モード(写真)を選択します。

    白色点:ディスプレイの白色点設定:D65(推奨)を選択します。

    白色の輝度:ディスプレイの輝度を数値で指定:120カンデラを選択します。

    (少し暗く感じたら、130や140カンデラでも大丈夫です。)

    環境光源を測定することも可能です。

    「次へ」ボタンで進みます。

    環境光のスマートコントロール:チェックを外す。

    フレア補正:モニターの画面の表面が光沢使用の場合、補正をすると効果があります。

    「次へ」ボタンで進みます。

    ③ColorMunki Display のセンサーをオレンジの枠に沿ってセットします。

    モニターの表面に光沢がある場合に反射光が気になる方は、フレア補正を行うことが可能です。

    測定後、プロファイルに名前をつけて保存します。

    この際にモニター名・色温度・カンデラ・日付などを記入すると便利です。

    「保存」を押すとOSの指定場所に自動的に保存されます。

    適用前と適用後のモニターの色味を確認することが出来ます!

これで、モニターキャリブレーションは完了です!

キャリブレーションを行うことで、正しく写真のデータをモニターで見ることができます。

2週間に1度くらいを目安に、キャリブレーションを行うことをおすすめします。

また、モニターの明るさなどを手動で変更した際にもキャリブレーションを行うことをおおすすめします。



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[ Category:etc. | 掲載日時:16年11月12日 12時25分 ]

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