【PENTAX】 K-1とマニュアルレンズでライブ撮影!
85mm F2 1/200秒 ISO200
皆様こんにちは!
ここ最近、写真を撮る機会が少しずつ増えてきました。
紅葉やイチョウ並木といった風景だけでなく
人から撮ってくれと頼まれることが多い今日この頃。
85mm F1.8 1/200秒 ISO400
今回は私がよく行くゴールデン街のいつものお店の
スタッフとお客さんで結成された
3人組インストバンド(ボーカルがいない音楽のみのバンド)の
ライブ風景をお送りします。
85mm F2 1/200秒 ISO800
歌がなく、曲だけをひたすらに奏で続けるバンドを撮るのは初めて。
しかもコピーではなくオリジナルなので初めて聞く曲ばかり。
知ってる曲なら「ここだ!」というポイントが分かるのですが
音楽に身を委ねながら、ひたすらシャッターを切り続けます。
ちなみに私がベース大好きなので冒頭からベーシストの写真を連投。
この方は普段はギターなんだそうです。両方弾けるのってカッコイイです。
85mm F2.5 1/200秒 ISO800
被写体を捉えることよりも、光を捉えるのがとても大変。
刻一刻と目まぐるしく明滅する舞台照明にも悩まされます。
85mm F2.5 1/200秒 ISO400
ギターを掻き鳴らす手元は動きを出すべく少しブレを残して。
ただ、体全体がブレてはイマイチな写真になるので
その微妙なシャッタースピードの加減が難しいです。
この写真も手元をぶらして撮った方がカッコよかったと思います。
そしてライブ撮影はシャッターを切る瞬間に考えることがとにかく多い!
・露出補正をどうするか
・シャッタースピードをどうするか
・アングル、構図はどうするか…etc.
1つでも考えることを減らしたい私は「TAVモード」で撮影します。
F値とシャッタースピードは自分で設定し
ISO感度は先の2項目と露出補正に応じて自動で設定されます。
ホワイトバランスはマルチパターンAUTOが優秀なのでそれで。
Mモード(マニュアル露出)だとISO感度までダイヤルをいじらないといけないので
頭がパンクするというか指が足りないので「TAVモード」はすごく助かるモードです。
Tvモード(シャッター優先)では
「背景をぼかしたいのに露出に応じて絞りが変わってしまい、ボケがコントロールできない」とか
Avモード(絞り優先)では
「露出に応じてシャッタースピードが遅くなってブレてしまう」
といった諸問題があるので設定が難しいのです。
85mm F2.8 1/200秒 ISO500
髪を振り乱し一心不乱に攻め立てる彼女を見て
「ギターの鬼」という言葉が頭に浮かんだのでした。
今回はシャッターを切るタイミングと
ピッキングのタイミングが重なって弦を弾く手に躍動感が出ました。
85mm F2 1/200秒 ISO800
ドラムは大体奥に居るので、距離感がしっくりこなかったり
マイクスタンドとかが邪魔だったりして意外と撮るのが難しいです。
曲が終わり動きが止まった瞬間をパシャリ。
24mm F6.3 1/200秒 ISO8000
最後はFA★24mmで全体の様子を。
ライブビューに切り替えてチルト液晶を起こしての1枚。
レンズはオートフォーカスが可能なFAレンズですが
オートフォーカスはモーター音がするのでマニュアルで合わせています。
最後の1枚以外は全て、元々オートフォーカスができない
マニュアルフォーカスレンズです。
ペンタックスを使っているとファインダーが見やすいのもあって
マニュアルフォーカスが上手くなる気がします。
オートフォーカスだとエリアを決めないといけなかったり
思ったところと違う場所にピンが来てしまうことがあるので
機械のせいにしないように自分で合わせることにしています。
…趣味の世界だからできるこだわりとも言えます。
↓今回使用したカメラはコチラ!!↓
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今回メインで使ったレンズはCarl Zeiss Planar T*85mm F1.4 ZK
コシナ製Zeissの大口径中望遠レンズで、約600gとずっしりしています。
元々マニュアルフォーカスの設計なのでピントリングの質感は見事!
風景撮影などでは、じわっとピントが来る瞬間がたまりません。
ライブ撮影ではそんな「じわっと」なんて余裕はないのでサッと合わせますが
カメラのファインダーの視認性の良さと相まってピント面がすごく見やすいです。
皆様もマニュアルフォーカスレンズを是非使ってみてください。
今までと違った刺激的な撮影が出来ること間違いなしです!
スキルアップにも繋がりますし、良いことづくめ…かもしれません。
またこういった撮影の機会があったら載せたいと思います。
それではまた!