【SONY】 “α” movies vol.05「α9で夜景ムービーを撮る」
裏面照射型でありながら、画素数は約2400万画素画素数と控えめにすることで夜間撮影時の高感度性能が向上している。
そこで今回は、夜景での動画撮影を試してみた。
α9で撮影した映像例
SONY ILCE-9+Carl Zeiss Loxia 21mm F2.8
撮影設定:ISO100~3200/4K24p(一部 Super35モード使用)
※掲載の都合上、動画・画像に圧縮が掛かっています。
(4K動画からの切り出し)
4K撮影の場合、α7RⅡと同じく6Kからのオーバーサンプリングを採用しており、4Kの鮮明さ、解像感の高さは申し分ない。
また、α7RⅡとは違い、4K24p撮影の場合はクロップされることなくフルサイズの画角そのままで撮影ができる。
※4k30pは1.2倍クロップとなる
特に今回使用した「ZEISS Loxia 2.8/21」は歪みが少なく動画との相性も抜群。
風景撮影でも歪曲を気にせずに積極的に使うことが出来た。
(4K動画からの切り出し)
夜景撮影の場合、ノイズが一番目立ってくる部分は、夜空や被写体のシャドウ部である。
あくまで主観的な印象だが、ノイズが目立った印象はなく、シャドウ部もディティールがしっかりと描写され美しく表現されている。
ISO800からISO3200まで、ISO感度を変えて撮影を行なった。
レンズは「Planar T* FE 50mm F1.4 ZA」を使用して開放F1.4で撮影。
さすがにISO3200になるとα9と言えど暗部のノイズが目立ってくるが
映像にザラついた感じはなく高感度ノイズを気にすることなく撮影出来た。
高感度ノイズの許容範囲は個人差があると思うが、
鑑賞する分にはISO6400~8000くらいまでなら十分綺麗な映像で撮影出来る印象だ。
α9を使用される方の多くは写真撮影をメインで使用する方が多いと思うが、動画機能も6Kからのオーバーサンプリングや
フルHDでの120fps撮影、動画からの静止画切り出しなどαシリーズの“いいとこ取り“をしている。
さすが、「9」の称号を持つだけあって動画撮影も昼夜問わず、様々なシーンで活躍出来る性能を持っていると実感できた。
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また、各種素材のメタデータの確認や編集はもちろん、ソニーのLogカーブであるS-Log素材のハンドリングにも対応、
広色域S-GamutもサポートしASC-CDLによる簡易グレーディング機能、トランスコード機能やファイルインジェスト、
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カラーホイールやトーンカーブを使い、色味の調整が行え、好みのLUTを読み込んでプレビューや編集も可能。
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