【TOKYO VIEW BY OLYMPUS】 VOL.2 街撮りスナップ最強の常用ズームレンズ
【TOKYO VIEW BY OLYMPUS】
VOL.2 : 原宿
街撮りスナップ最強の常用ズームレンズ
OM-D E-M1 Mark IIを使用し、東京をテーマにスナップ撮影へ訪れたのは次の街は原宿。
今も昔も新たな流行を発信し続けているこの街は、訪れるたびに違った表情を見せてくれる。
今回撮影に持ち出したレンズは『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』。
35mm判換算で24-200mmという焦点距離をカバーしながらも、F4通しの明るさを誇る本レンズ。
「F4だと少し暗いのでは」と思う贅沢な方もいるかもしれないが、
使用したカメラは手振れ補正に定評のある『OM-D E-M1 Mark II』なので、
夕暮れ時や夜間の撮影時でもシャッタースピードで明るさを稼ぐことが出来る。
筆者は撮影の際に手振れによく悩まされているのだが、このカメラの前ではその悩みはいとも簡単に吹っ飛んでしまう。
私と同じような悩みを持っている方は、だまされたと思って一度でいいからこのカメラを使ってみてほしい。
特に、このカメラとレンズの組み合わせは、写真を撮ることが何倍にも楽しくなること間違いなしの銘コンビなのだ。
焦点距離:50mm/ 絞り:F8/ シャッタースピード:1/400秒 / ISO:200
さて、早速この組み合わせを持って向かった先は「原宿」。
原宿はいつ来ても人の海で、立ち止まってじっくりと撮影をすることはなかなか難しい。
その点E-M1 Mark IIは機動力が非常に高いので、がっちりとカメラをホールドして撮らずとも、
片手でサッと取りだして構えるだけで難なくピントを合わせてくれる。
だからこそ、普段自分が見ているありのままの光景を、空気そのものを写真に残すことが出来るのだ。
焦点距離:100mm/ 絞り:F4/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:200
街撮りスナップ撮影には広角レンズのイメージが強いかもしれないが、何かと重宝するのは望遠レンズだったりする。
余計な要素を省き、見せたい要点だけをギュッと写真の中に詰め込むことができるからだ。
しかし望遠撮影で気になるのは手ブレ。さっとカメラを構え、一瞬のタイミングをラフな状態で狙うことも多々あるのだが、
この『OM-D E-M1 Mark II』と『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』の組み合わせは本当にスゴイ。
5軸で6.5段分という最高峰の手振れ補正機能は秒単位のスローシャッターでも手持ちで撮れてしまうほど優秀なのだ。
どんな状況でもブレない写真が撮れる、これほど心強いカメラは他にないだろう。
焦点距離:31mm/ 絞り:F4/ シャッタースピード:1/500秒 / ISO:200
このレンズがあれば、撮れないものはない。
本レンズの最短撮影距離は15cm。最大撮影倍率0.6倍と、マクロレンズ並みに寄ることも可能だ。
冒頭でも触れたが、本当に幅広い撮影シーンで活躍してくれる1本だと改めて感じた。
少し使用しただけで、発売から約9ヶ月ほど経つ今でも人気が高い理由が良く分かる。
M.ZUIKO DIGITALレンズの中で最も汎用性が高いレンズだと言っても過言ではないだろう。
焦点距離:54mm/ 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:200
原宿はユニークな形の建物が非常に多い。
そして、店舗の入れ替わりも早く訪れるたびに表情を変える面白い街だ。
だからこそ、何度訪れても飽きない。それが原宿の愛される理由なのだろう。
焦点距離:54mm/ 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:200
スナップはいかにその街の情景に自分とカメラが溶けこめるかで写真が大きく変わってくる。
その点でいうとこの『OM-D E-M1 Mark II』はスナップにも向いている一台と言えるだろう。
さりげさなは無いものの、カメラ・レンズともに小型なので威圧感もなく撮影ができ、画質はフルサイズ機並みに良い。
そしてとっさの瞬間にも対応してくれる高速AFは、シャッターチャンスを逃すことなく街を切り撮ってくれるはずだ。
焦点距離:100mm/ 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:200
充実したアートフィルター機能
基本性能の素晴らしさはもちろん、アートフィルター機能の存在も忘れてはならない。
こちらはアートフィルター「パートカラー」を使用して撮影した1枚。
女性の赤い服がモノクロの背景によく映える。
『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』は分類にすると高倍率ズームということになるのかもしれないが、その描写性能と手振れ補正機能は今まで私が知る高倍率ズームとは別次元のレンズだった。各メーカーから次々とフルサイズ機が登場中、改めてマイクロフォーサーズのメリットに納得した1本である。次はどの街にどのレンズを持って行こうか。