【Canon】Canon史上最強のお供カメラ PowerShot G1X MarkIII
Canon PowerShot G1X MarkIII
11月30日に新発売のCanon PowerShot G1X MarkIII
先日本機を使う機会がありましたので、写真を交えてレビューしていきたいと思います。
APS-Cセンサーに新開発のレンズの実力を思う存分堪能してきました。
小型なのにこの写り…被写体の質感…Canonの最新機種には脱帽です。
※写真はDigital Photo Professional 4にて簡易的な修正(明るさ、カラーバランス等)を行っております。
※焦点距離は35mm換算した数値を記入しています。
焦点距離:72mm 絞り:F13 SS:1/50 ISO:6400
撮影スポットに向かう途中、地下鉄独特の雰囲気に惹き込まれ、ポケットから無造作に取り出して撮影。
絞り込み感度を上げる意地悪な設定、コンデジでは過酷な条件下での一枚ですが、APS-Cセンサーの本領を発揮してくれました。
高感度での撮影とは思えない、しっかりしたディティールと階調は目を見張るものがあります。
ポケットサイズでこの描写力、筆者の撮影意欲もぐっと高まります。
焦点距離:27mm 絞り:F9 SS:1/60 ISO:320
撮影日は生憎の曇り空。
白い背景をバックに撮影すると、どうしても気になるのが木の枝や建物の淵に現れる色収差ですが
本機ではそんな不安を全く感じさせないシャープな写りです。
木の枝一本一本から屋根の先端まで、シャープで色収差も少なく、一眼レフに匹敵する描写力です。
本機ではAPS-Cがクローズアップされがちですが、新設計のレンズにも力を入れてることが分かります。
焦点距離:24mm 絞り:F2.8 SS:1/30 ISO:1600
Canon G1X MarkIIIではセンサーに合わせてレンズも新設計。
ボディはコンパクトに収めつつ、24-72mmの焦点距離と広角端においてF2.8、10cmの最短撮影距離を達成。
1台で風景から中望遠、マクロ撮影までできるのは大きなポイントです。
早速レンズ性能を確かめるべく、花を接写で撮影。
ピントも解像力の高い中央部ではなく、あえて右側に被写体を寄せましたが、文句のない素晴らしい描写力です。
APS-C+大口径F2.8レンズが描き出す自然なボケ味は、コンデジでは決して味わえない領域。
ズームレンズということを考慮すると、パフォーマンスの高さがより実感できます。
焦点距離:72mm 絞り:F5.6 SS:1/160 ISO:4000
今度は望遠側での接写撮影、前ボケを意識した少しいじわるな環境下での一枚です。
撮影前はさすがに硬いボケ具合になるのかな…と想像していましたが、期待を良い意味で裏切る描写力です。
光源も破綻することなく程よい丸ボケで、これには驚かされました。
コンデジだから…と諦めていたボケを生かした撮影を積極的にしたくなってしまいます。
感度もISO4000と高感度ですがノイズ感が全くなく、低感度での撮影と言われても気づかない仕上がりには脱帽です。
焦点距離:35mm 絞り:F8 SS:1/6 ISO:1600
レンズ性能は描写力だけでなく、手ぶれ補正も大きなウェイトを占めています。
本機はG1X MarkIIに比べより強力な4段手振れを搭載、過酷な環境でも失敗の少ない写真を残してくれます。
この写真は被写体に寄りながら、シャッタースピードが1/6秒と手ぶれが発生しやすい環境下での撮影でしたが
ブリキの質感がひしひしと伝わってくるシャープな一枚に仕上がりました。
焦点距離:50mm 絞り:F5 SS:1/5 ISO:1600
撮影日は室内での撮影が多く、どうしてもシャッタースピードが稼げない場面がありましたが
明るいレンズと手振れ補正にかなり助けられました。
タイプライターのボタン一つ一つの質感は、まるで目の前に実物があるかのよう。
あのコンパクトサイズのカメラで撮影したとは思えない一枚です。
焦点距離:32mm 絞り:F4 SS:1/320 ISO:100
焦点距離:53mm 絞り:F5 SS:1/125 ISO:1250
コンデジやスマートフォンでは表現できない難しい光の環境下でも、本機は撮影者の期待に応えてくれます。
一眼レフで撮影しても破綻しがちな難しい明暗差を、APS-Cの表現力がカバーします。
目の前に浮かび上がる質感、階調の豊かさはまるで一眼レフ画質そのもの。
コンデジで撮影をしていたはずなのに、知らぬ間に小さな一眼レフを手にしていたようです。
焦点距離:24mm 絞り:F8 SS:1/8 ISO:1600
今回の撮影は天気も悪く、室内での撮影となってしまいましたが、広角24mmのレンズがあれば室内撮影もバッチリ。
狭い空間でできる限り情報を詰め込みたい…そんな要望に応えてくれるスペックです。
以上、いかがでしたでしょうか?
筆者は普段フルサイズ機を使用していて、コンデジには消極的なイメージを持っていましたが
本機はそんな考えを大きく覆すような、素晴らしい写真たちを生み出してくれました。
大口径&APC-S&超小型のPowerShot G1X MarkIII
是非あなたのポケットに忍ばせてみては??
きっと最強のサブカメラとして、活躍してくれるはずです。
↓今回の撮影で使用した機材はコチラ!↓
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