日常にスパイス 03
1月某日、機会に恵まれ、北陸は石川県へ
旅行へ行くことができました。
いつか降りしきる雪を撮影したいと思っていましたので、
絶好の機会と思い、23時新宿発の夜行バスに飛び乗りました。
バスで揺られること約8時間。トンネルを抜けるとそこは・・・
というわけでもなく、現地石川県金沢市は冷たい雨でした。
前日までに薄く積もった雪も雨によって流れてしまって、
これと行って雪が積もっているわけでもありません。
落胆しながら一日を過ごし、その日は眠りにつきました。
翌日、目を覚ますと、外が非常に静かであると感じました。
障子を開くと、外は一面真っ白な雪景色に変貌していました。
さっそく、カメラを持って出かけることとします。
今回の撮影機材は、最新機種であるD850。
レンズは、AF-S 24-70mm F2.8G EDとAi-S Micro Nikkor 55mm F2.8。
まずはマニュアルフォーカスレンズをつけてスナップ。
兼六園はご覧のような雪景色となりました。
より荘厳な雰囲気が漂います。
続いて東茶屋街へ移動。古い佇まいの家屋が多く立ち並んでいます。
フォーカスを外してしまいました。久々にMFを使うと難しく感じます。
東茶屋街そばの急坂を上ると、街を一望できました。
それにしてもすごい雪。遠くまで見ることができません。
雪を踏みしめる音が、なんとも心地よいです。
しばらく歩いた後、昔ながらの喫茶店で
少し雪宿りなどをしつつ、その日の撮影は終了としました。
翌日は、七尾線を使って能登島、和倉温泉方面へ。
バス停の近くで一枚。
この日からAF-S 24-70mm F2.8G EDをメインに使用しています。
D850との組み合わせでは、旧大三元にふさわしい
ポテンシャルを発揮します。
あえてISO感度を64まで下げてみると、
その階調の表現能力に驚かされます。
駅でスナップを一枚。
露出を少しアンダー目にしているのは、
雪の反射でオーバーになることを避けるためですが、
この場合だと、なんだかドラマチックな雰囲気になりました。
雪道で一枚。なんだか少しうっそうとした雰囲気です。
少し高い丘の上から撮影。水のグラデーションがきれいで、
なんだか吸い込まれてしまいそうな魅力があります。
この色表現能力も、D850の魅力です。
歩き続けると、晴れ間が見えました。
大きく厚い、雪を降らせる雲から、光が差していました。
日本海側の厳しさと、それによって育まれる
環境を如実に感じることができます。
こうして、石川県旅行を終えました。
実際にD850を使用してみてまず感じたのが、
その高画素ゆえの表現力の高さです。
画素数が高いことによって描き出される細部のディテールや、
低感度時のダイナミックレンジ、階調表現の豊かさ。
前機種であるD810のベースは踏襲しつつ、
確実にさまざまな機能を堅実にグレードアップして、
すばらしい機種として一段階上のステージへと
上ったように感じました。
また、すでに一つ前の型となったAF-S 24-70mm F2.8G EDは、
全域を通して開放から使うことができます。
過酷な北陸の冬景色も、しっかりと写し取ることができました。
Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8は、
マクロレンズでありながら非常にシャープネスが強い、
風景撮影も可能なオールラウンダーなレンズです。
Nikonのフィルムカメラとデジタルカメラを併用している方や、
お手頃な価格でシャープネスの強いレンズを探されてる方に
お勧めのレンズとなります。
新品D850は2/7現在、ご予約の状況となりますが、
これから一年間の撮影で活躍すること間違いございません。
是非ご予約ください。
AF-S 24-70mm F2.8G EDは、中古でのお求めですと、
現行AF-S 24-70mm F2.8E ED VRのおおよそ半額程度となっております。
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こちらも是非チェックしてみてください。
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