【Leica】Tour de M9
ライカといえばスナップ撮影。
「スナップ写真の名作の多くにライカあり」というイメージです。
今回は敢えて街中のスリリングなスナップではなく、
「旅と共に」ライカを使ってみました。
今回はM9にSummilux 35mm F1.4 ASPH(旧)の組み合わせで館山へ。
海際の静寂をしっかり写し取ってくれました。
この日は曇りでした。上品な湿感で多少クセのあるところが
旧ASPHの好きなところです。
宿泊したホテルはオーシャンビュー。
日没と共にその姿は変わり、宵闇に佇む灯台の灯りも
露出を落として撮影してみると静謐な中に強い存在感があります。
これぞM9の真骨頂。
鮮やかな発色と濃厚さが未だに多くのファンを惹きつける
大きな理由の1つです。
今回は絞り優先オートをメインに撮影したところ
露出の振り幅が大きく当惑する場面もありました。
このような場面になると
露出のコントロールを自らの判断に委ねられます。
そこがM9の面白さでもあります。
この日も湿度が高く高温の中、滲む汗を拭いながら歩を進めたら…
突然出会った風景に気が付くとシャッターを切っていました。
人と街の織り成す決定的瞬間や今回のように
旅先で散歩しながらの「小さな発見」もきちんと写し取ってくれる存在。
人生に寄り添うカメラとして新たなライカの魅力を使いながら改めて実感しています。
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