【CONTAX】シンプルな日々。
映画用に使われていたKodak50Dを35mmフィルムカメラで使えるようにしたCinestill 50D。
最近フィルムは100~400あたりの感度を使うことが多いのですが、
今回のフィルムは感度50。
室内などではスローシャッターになってしまうので慎重になってしまいますが、日中ではとても綺麗な一枚が撮れます。
今回使用するカメラはこちら。
私が初めて購入したフィルムカメラとレンズです。
ポルシェデザインのCONTAX RTSⅡと標準レンズの帝王と呼ばれたPlanar T* 50mm F1.4 AE。
F2.4あたりまで少し絞って使うと綺麗なボケを残しつつも芯のある描写をしてくれます。
低感度のフィルムでは日中でも絞りを開いて使うことができます。さすがISO50。微粒子で繊細な写りです。
発色は少し褪せたような色合い。なかなか味のある写りをします。
あえてスローシャッターを使い、印象的な一枚を狙ってみました。
こういった抽象的な写真がとても好きです。
この時の設定はF2.4、SS1/15、ISO50です。線の流れを読みつつ、レリーズと共にカメラをわざと振ります。
顔の周り、逆光で差し込む太陽光の周りにある赤いフレアのようなものが出るのがこのフィルムの特徴です。
逆光など強い光、ハイライトが入った際に、その付近が赤く感光する事があります。
「感度50?日中なら大丈夫そうだけど、夕方ではどんな写り方するの?」
「スローシャッターになってしまうとブレが心配。どんな写りになるのかしら。」みなさまのそんな声が聞こえてまいります。
夕暮れでこのフィルムはどこまで写るのか。
ガシャコン。
F2.4、SS1/8で撮影しています。
じっくりじっくり。
息を止めて、しっかり脇を締めて。
もう一枚。
ガシャコン。
結果、やはり少しブレてしまいました。
でもこれも味ということで。もう腕がプルプルです。
最後に夕暮れの河原で撮った対岸の街の写真を。
うーん。映画のような色合い。大好きな一枚になりました。
これぞシネフィルムの味わい。深いです。
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