森にさす光
関東も梅雨に入り、いよいよ湿気の多い季節に突入しました。
梅雨入り宣言が出されながらも絶好調に晴れたこの日、
しばらく拝めないであろう日の光を今のうちに感じておこうと
都内にある森へ出かけました。
ゲートを抜けると目の前に広大な空間。
イギリス式、フランス式、日本式の庭園が組み合わされてできている園内には、
それぞれ特徴的な趣の空間が広がっています。
庭園もいいのですが、ゲートを抜けてすぐに右に折れると巨大な樹木が密集する
森林エリアに入ります。
足元に咲く小さな花々と、頭上に覆いかぶさるように垂れる松。
スケールの違う両者、しかしどちらも日の光を浴びて活き活きとしていました。
ただの 葉 ですが、光を受けて力強い生命力を放っています。
頭上を見上げれば、そこには輝く緑。
思わず深呼吸をしたくなりました。
木でできた歩道に差す木漏れ日。
森の中の光は表情が豊かです。
特徴的な形の葉と陰影のコンビネーション。
キレのある描写が似合います。
これからが見頃の紫陽花。
こういう花は日陰で撮ると存在感が際立ちます。
日を浴びる道端の草とマンホール。
自然物と人工物という相反するものが、ここではうまく調和しているなと思いました。
むき出しの木肌と周囲の草や蔦。
自然が作り出す形は、時に人間には到底及ばないような美しさがあります。
前日が雨だったこともあり、少し湿気が残った森の中は何とも言えない自然の香りで
溢れていました。
植物は水気を含むと表情が増します。湿り気を含みながらも日を浴びて活き活きしている
植物たちに癒され、元気をもらった一日となりました。
これから雨の季節、充満する湿気にうんざりした時は足元に溢れる生命力に注目してみてはいかがでしょうか。
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