Canon EOS 6D Mark II + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM

生まれて間もない赤ちゃんの写真をスタジオで綺麗に残したい！
だけど、生後1ヶ月目だと外出は正直大変…
費用もかかるし…
と、泣く泣く諦めていませんか？？

生後数ヶ月間は毎週体格も表情も変わる！
と言っても過言でないくらい赤ちゃんの成長は早いもので、毎日がシャッターチャンスの連続です。

もしもカメラをお持ちなら、ぜひちょっとしたスタジオ撮影感覚で撮影を行ってみませんか？？
今回は友人の赤ちゃん(二人とも生後１か月)撮影に携わることができたので、自宅で出来る簡単なベビーフォト撮影をお届けしたいと思います。

①機材

まず撮影機材ですが、ご自宅にあるカメラなら何でもOK！
高い一眼レフやミラーレス一眼を持っていなくても、環境次第でコンデジやスマートフォンでもステキな一枚が撮影できます。

可能であれば明るいズームレンズ(F2.8～4)や単焦点レンズ(35～85mm F1.4～2.8)などがあるとボケを活かしたプロ顔負けの写真が撮れます。
撮影環境にもよりますが、さらにバウンズ可能なストロボ(発光角度が変えられる)が1灯あると赤ちゃんのお顔の影消しに役立ちます。

②撮影環境

日が差し込むお昼すぎの窓際がベストです！

直射日光はもちろんNGですが、白いレースカーテンで程よく遮られた自然光を利用して撮影すれば、綺麗な写真に仕上がります。
コンパクトカメラやスマートフォンでの撮影でも、しっかり光が差し込んでいれば写真の仕上がりは撮影スタジオそのもの。

在宅ベビーフォトで一番重要なのはこの自然光を利用して撮影する事と言っても過言ではありません。

○全身を撮影する○

Canon EOS 5D Mark III + Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM

Canon EOS 5D Mark III + SIGMA Art 24-35mm F2 DG HSM

Canon EOS 5D Mark III + Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM

ベビーフォトの世界ではメジャーですが、普段生活していると全身を真上から撮るのはありそうで中々撮らない構図です。
名前を入れてみたり、いろいろな装飾を入れてみて、可愛い一枚を狙いましょう！

大きな手作りのメジャーを作ってみたり、ぬいぐるみを横に置いてみたり…
撮影当時の大きさが分かるような撮影をすると、10年後20年後の話のネタになること間違いなしです。

余談ですが、カメラを万が一落とすと事故の元になりますので、必ずストラップを腕や首に通して撮影を行ってください。

○名前を入れて撮影する○

Canon EOS 5D Mark III + SIGMA Art 24-35mm F2 DG HSM

Canon EOS 5D Mark III + Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM

Canon EOS 5D Mark III + SIGMA Art 24-35mm F2 DG HSM

スタジオ撮影の定番、命名書を添えた撮影もぜひ挑戦してみてください。
インターネットで”命名書”と検索すれば沢山のテンプレートが存在するので、ワードで名前を打ち込むだけで簡単に作成が出来ます。

また、100円均一などで販売している黒板とチョークを使って手書きで作るのも、お父さんお母さんの温かみが感じられるのでオススメです。(撮影日を入れても記念になります)

○お気に入りの小物を入れて撮影する○

Canon EOS 5D Mark III + Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM

Canon EOS 5D Mark III + Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM

Panasonic G9PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH.

ご祖父母やご友人に貰った嬉しい贈り物を撮影に取り入れてみるのも、見返した時に思い出として残るのでおススメです。
スタジオに持ち込むこともなかなかできないので、在宅ベビーフォトならではの一枚に。

ご両親のご希望で、結婚式で使用したブーケの花束を1枚目の撮影では取り入れてみました。
結婚指輪や新婚旅行、結婚式などの思い出の品を添えて撮るのも素敵な一枚に仕上がります。

○可愛い手先、足先を撮影する○

Canon EOS 5D Mark III + Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM

Panasonic G9PRO + LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S.

Panasonic G9PRO + LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH.

Canon EOS 5D Mark III + Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM

赤ちゃんの小さくてかわいい手先、足先もぜひ撮影してみてください。
ズームレンズやコンデジ、スマホであれば簡易マクロ機能が搭載されていることが多いので、明るいところでググッと寄れば綺麗に撮影することが出来ます。

4枚目の写真のように、お母さんの指をハート型にしてちっちゃな足先を収めてあげればとても可愛らしい一枚に。
指先に何か握らせてみたりするのも動きがある写真に仕上がるコツです。

○お着替え撮影にも挑戦○

Canon EOS 5D Mark III + Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM

巷で話題のパンダの赤ちゃんに便乗して、パンダの着ぐるみを着せて撮影も行いました。
赤ちゃん用品に行くとライオンやハチ、テントウムシなど、様々な洋服が販売されています。
お値段もお手軽価格なので、今しか着れない可愛らしい姿を写真に収めてみるのはいかがでしょうか？

○ミルクタイムも思いがけない一枚に○

Canon EOS 6D Mark II + SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM

普段見慣れているご飯の時間も、ボケが楽しめる単焦点レンズで撮影すれば立派なベビーフォトに。
お母さんとアイコンタクトを取りながらミルクを飲んでいる姿が見られるも、実はほんの少しの間しかありません。

日常に溶け込んでしまっている姿も撮影してみると、後々思い出深い一枚になります。

○ベビードレスの撮影○

Canon EOS 5D Mark III + Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM

Canon EOS 6D Mark II + SIGMA Art 24-35mm F2 DG HSM

赤ちゃんだけではなく、ベビードレスなどの撮影にも挑戦してみました。
どうしても白とびしやすく、立体感を出すのが難しいベビードレス。
そんな時は二枚目のように背景が暗い所で撮ればメリハリがつき、白とびも起こさず綺麗に撮ることが出来ます。

○撮影後記○

Panasonic G9PRO + LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S.

Canon EOS 6D Mark II + Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM

今回の撮影では機材のテストも含めて様々な組み合わせで撮影していますが、明るい単焦点とズームレンズがそれぞれ１本あればどのシチュエーションにも対応出来ます。

顔が陰ってしまうのを防ぐための補助光として、ストロボを2灯利用して撮影を行っています。
なかなかストロボを用意するのは難しいと思いますので、そんな時は蛍光灯やLEDなどの電気スタンドで代用が可能です。
これを用いれば同じように影取りができるのでおススメです。

撮影に使用した花びらや木の文字ブロックなどは全て100円均一で調達したものです。
撮影に使えるものはないかな？と店内を一周してみると、様々なアイディアが思い浮かんでくるので、お買い物も楽しくなります。

小物の用意から撮影、仕上がりの確認まで楽しいことが盛りだくさん。
本格的なベビーフォトはなかなか難しそう…と思っている方も、是非一度自宅でベビーフォト撮影に挑戦してみてください。