夕焼けが似合う商店街が有名な街、谷中。
実はお寺の数がとても多い「寺町」としての側面も持っています。

その理由として、江戸時代に江戸城の鬼門に当たる上野に寛永寺というお寺が建てられ、
さらにその後の幕府の政策によって上野に程近い谷中にもお寺が増えていったということです。
今回はそんな谷中界隈を巡ってみました。

日暮里駅からスタートし、谷中霊園に程近いところにあるお寺の門。
時代を経た木材やお札がノスタルジックに写ります。

お寺ではありませんが、霊園の入り口にある民家。
平成が終わろうとしているこの時でも昭和の面影がしっかり残っている場所です。

通り沿いにある自転車屋の窓。
この日は休業日だったようですが、自転車のレンタルとカフェを併設しているお店です。
上野から谷中エリアをサイクリングするのも楽しそうです。

通りから少し外れればあっという間に昭和の世界へ。
谷中は猫の多い街としても有名で、こうした裏路地に猫が散歩しているのをよく見かけます。

路肩に停めてあった宅配用のバイク。
こういった業務用のバイクは年季が入ったものが多く、燃料タンクの擦れ具合が何とも言えません。
とはいえしっかり磨き上げられているボディには自分の姿がしっかり映っていたことに後から気付きました。

お寺の並ぶ通りと商店街、細い裏路地。
年代は違いますがどこも長い時間を重ねて独特の雰囲気を残していました。
都心に近いながらもゆったりした時間の流れる、まるでタイムスリップしたような気分になれる谷中へ足を運んでみてはいかがでしょうか。