使用機材:Leica M10-P + ズマロン M28mm F5.6
遂に本日発売となりました『Leica M10-P』。基本性能はM10を踏襲しつつも、より静音性の高いシャッターの採用や、M型初となるタッチパネルの採用など、今までのプロフェッショナル仕様である“P”よりも特別感のあるポジションを手にいれたように感じます。そんな『Leica M10-P』を早速フィールドへ持ち出し撮影をしてきました。是非その性能の片鱗を感じて頂けたらと思います。
使用機材:Leica M10-P + ズマロン M28mm F5.6
カラーでもモノクロでも“写真らしさ”を感じる絵作りは流石ライカ。ベースとなっている『M10』のセンサー性能は素晴らしく、『M(Typ240)』と比べてもダイナミックレンジが非常に広くなった印象です。そして『M9』で感じた深みと艶のある発色も『M10-P』からは感じることができます。
使用機材:Leica M10-P + ズマロン M28mm F5.6
使用した『ズマロン M28mm F5.6』は、およそ60年前に発売された銘レンズ「赤ズマロン」を復刻させた1本。古い設計にもかかわらず、絞り開放から驚くほど解像力の高いレンズです、そして周辺が派手に光量落ちするのも特徴で、写真に独特の世界観をもたらしてくれます。絵作り、ビジュアル共に『M10-P』との相性も良く、スナップにおすすめのレンズです。
このカットは『アポズミクロン M50mm F2 ASPH.』を使用して撮ったもの。全カメラレンズの中でも最高峰の光学性能を持つ本レンズは、『M10-P』のセンサー性能を十二分に引き出してくれるレンズです。今や2400万画素を超えるフルサイズ機は沢山ありますが、『M10-P』と『アポズミクロン M50mm F2 ASPH.』の組み合わせで撮った写真は解像力だけでなく、写し出された被写体の質感の違いに気付かされるはずです。
短い間ですが『M10-P』を使用してみて「最高のM型デジタル機」という印象を受けました。アナログな印象の強いM型にタッチパネルを採用した事により、より直感的な操作と撮影を可能にしています。実にライカらしい、素晴らしい進化を遂げた機種でした。
さらに詳しい『M10−P』のインプレッションは【Kasyapa for Leica】でご紹介する予定です。ただいま執筆中ですので楽しみにお待ち下さい。