【OLYMPUS】夏の終わりの小さな旅
箱根が呼んでいる……。
ふと、そんな気がしたので、OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII+M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PROを持って、
ふらりと箱根へ向かいました。
そう、夏の終わりの小さな旅のはじまりです。
まずは、箱根神社へ。
今までの晴天が嘘のように、白い霧に包まれています。
ここはどこなんだ?
幻想的な雰囲気が漂います。
澄んだ空気を吸い込み、吐き出し、また吸い込む。
心落ち着く神聖な場所です。
森の中にあるポーラ美術館へ。
自然の光と緑に包まれた、開放感あふれる美術館です。
森の遊歩道で、ゆっくり散策もできます。
現在開催中の「ルドン ひらかれた夢」展を観る。
宙に浮かぶ目玉や神話的情景、鮮やかな色彩の微細なグラデーションの中に現れる花々・蝶・儚げな女性。
ルドンの神秘的な絵画をしばし堪能。
箱根美術館へ。
箱根で最も歴史ある美術館で、縄文時代の土器から江戸時代まで日本のやきものを中心に展示されています。
ここの見所は、四季折々の美しさを楽しめる苔庭です。
どこまでも広がる緑の風景。
心地よい空間。
まるで、苔の小宇宙です。
芦ノ湖を少し登った自然の中に建つ小さなホテルに宿泊。
野鳥の歌声と太陽の光を浴びて、箱根の朝を迎える。
精進池(しょうじんがいけ)のほとりに佇む、元箱根石仏群へ。
今から約700 年前、鎌倉時代終わりから室町時代前期にかけて、旅ゆく人々を救う仏として信仰された地蔵菩薩を祀る多くの石仏や石塔が造られたそうです。
石に刻まれた二十五菩薩。
ただひたすら、ぼーっと眺めていました。
彫刻の森美術館へ。
散策しながら、数えきれないほどの野外彫刻やアート作品を鑑賞できます。
白い彼岸花。
リコリスというヒガンバナ科の花だそうです。
晩夏のヤマザクラ。
強い陽射しを受けて、影が広がっています。
春になったら、綺麗な花が咲くことでしょう。
最後に岡本太郎の作品。
天に向かって、爆発しています。