私がカメラを始めたきっかけ Vol.6
気が付けば4年半でこんなところまで来てしまった。
という感想から始まるのもたまには良いのではないでしょうか。
『私がカメラを始めたきっかけ』シリーズのVol.6をお送りいたします!
私が始めて買ったカメラはSONYから発売されているDSC-RX100です。
今なお根強い人気を誇る、明るい開放F1.8のレンズに1インチセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラですが
当時家電量販店に勤め、カメラとは無縁の部署で働くインドア派だった私が、友人と出掛ける機会が増えたがために
「コンパクトかつ高画質に記録が出来るカメラが欲しい!」とリサーチを進めた結果、買ったのがこのカメラでした。
ポケットに入るサイズのカメラを大事にポーチに入れて、どこへ行くにも持ち出していましたが
シャープでコントラストが高く、今見返してみれば特にシャドウの階調が豊かなカメラだなあと感じます。
これからカメラを始めてみたいけど、あんまり予算はかけたくない…というお客様にもオススメです。
ワイド端でF1.8の開放値を持っていますので”比較的”大きなボケを作り出せる事もとても楽しかった。
最初のうちは”それっぽく”ボケているだけでも「おぉ~」なんて感嘆の声を漏らしていたものです。
最初は記録用で買ったはずのカメラだったので、今でも当時の写真を見返してみるといわゆる”記録写真”が多く見受けられるのですが、段々と撮る事に楽しさを見出す様になっていました。
当然撮る面白さだけでは”上手”に撮る事は難しく、作りたい画のために知識を深め、その知るという行為がまた面白く…。
右も左も分からなかった私が、船のオールを手にして大海原へ漕ぎ出したのもつかの間、
AF性能の向上や一回り大きなセンサーによる高感度耐性の向上、レンズ交換式に憧れてα6000を買ってしまいます。
コンパクトデジカメにはなかった、レンズを交換する事による画の変化がとても楽しく
インドア派だった自分が嘘のように、休みの日は必ず外に出かけるほどのめり込んでいたのを覚えています。
この頃マウントアダプターというものを知り、他社製のレンズを今のカメラに付けるという遊びも始めていましたが、この時の経験は今お客様にご説明する時にも役に立っています。
そして更に時は流れ、ついには憧れであったフルサイズセンサーを搭載したα7IIの購入へと至ります。
フルサイズを使っている、という意気込みがそうさせているのかもしれませんが、表現の幅が広がったなあと感じます。
写真をもう一枚。
この頃から”光を探す”という事を心がけるようになりました。
何気ない風景がドラマティックになるその瞬間を残すのは写真を撮るという行為の醍醐味でもあるのではないでしょうか。
さて、実はここまで1年半という当時を振り返ってみてもよく分からないスピードで邁進していた私なのですが、更に明くる年には転職を決め、気が付けばカメラ屋さんの店員になっているのですから人生というのは不思議なものです。
カメラを始めるきっかけなんて、大層な理由でなくても良いのです。
ほんの些細なきっかけがきっと貴方の世界を広げてくれるでしょう。
その些細なきっかけを汲みとって、あと一歩を踏み出す勇気をお客様に与えられたらなと思います。
貴方もカメラを始めてみませんか?
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ご興味ご関心お持ちのお客様は是非、マップカメラ本館5Fへお立ち寄りください!