私がカメラを始めたきっかけ Vol.7
『私がカメラを始めたきっかけ』シリーズのVol.7
家族と家電量販店に行くと必ずカメラコーナーへとひとり消えていく父。
そんな父に影響され私はカメラを始めました。
幼い頃は「カメラなんて面白いのかなぁ」とか「なんでいちいち記念写真を撮るんだろう。じっとしてなきゃいけないし…。」なんて思ってました。
当時、新車を購入しウキウキだった父は長野県の美ヶ原という場所まで家族みんなでドライブに行こうと言いました。
免許を取って間もなかった私は運転練習も兼ねてついて行くことに。(帰り道に私がシガーソケットをショートさせ恐怖の帰宅と相成りましたが、今となってはいい思い出です…。ふふふ。)
季節は9月。ちょうどそろそろ紅葉が始まるかなといった具合。
父が「これで色々撮ってみな」と私に「Canon EOS kiss x4」という一眼レフと「Canon EF50mm F1.8 STM」という単焦点レンズを貸してくれました。これが私にとってのはじめてのカメラです。
風で変形した木。
カメラを通すと目に入るものすべてが新しく感じます。
父の後ろ姿。
この一枚を撮ったとき「あぁ、カメラって楽しいかもしれない。」と感じました。
それは自分がどんな景色を見ているのか、なにを感じているのかを表現できる楽しさだったのだと思います。
さらに家に帰って撮った写真を見返すとその時の気温や匂いなど様々なものが鮮明に蘇ってくるのです。なんとも不思議な感覚でした。
「CONTAX645 + Apo Makro Planar T* 120mm F4」
なぜ父がいつでも写真を撮っていたか。上手く言葉には表せませんがその理由が分かったような気がしました。
…そもそも写真に言葉はあまり必要ないのかも知れません。
言語や文化が異なっていても写真はコミュニケーションのひとつとして理解されうるのではないか。と私は感じます。
「SONY α7Ⅱ + CONTAX Planar T*50mm F1.4」
高校生だった私はその後大学に入り、バイト代でSONY α6000やSONY α7Ⅱなどを買い、たくさんの人と写真を撮りに行くようになりました。
写真を撮ることを通じて色々な人と出会うことができ、コミュニケーション方法の一つとなっています。
(私の場合はカメラともたくさんの出会いがあり、部屋を圧迫しておりますが…。ふふふ。)
カメラだけではなく、新しくなにかを始める時には何かしらのきっかけがあるはずです。
もしそれがカメラだったとしたならば、そして皆様が踏み出す一歩を私たちMapCameraが応援できたとしたならば、それは私たちにとっても幸せなことなのです。
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