【CarlZeiss】100mmマクロで日常にスウィーツ
日常にスウィーツ01
Nikonを愛してやまない私ですが、
実は、サードパーティーレンズもよく使わせていただきます。
優秀な光学系が多くそろっているニッコールレンズですが、
私は気が多いので、ついつい他社製レンズも
つまみ食いしてしまいます。
今回ご紹介するのは、
CarlZeiss Makro-Planar*T 100mm F2 ZF.2。
このレンズは新品ではディスコンティニューとなっており、
既に生産完了品ですが、
光学系はそのまま後継のMilvus 100mm F2 M ZF.2に生かされています。
さて、皆様は100mmという焦点距離にどういった印象を
抱かれますでしょうか。
私自身の主観的な第一印象は「(画角が)狭い」ということ。
しかしながら、実際に使ってみると、
撮りたいところを切り取るのに、とてもちょうどよい画角を
しています。
このレンズは近接撮影の性能が高く、その点はレンズ名の
Makro、すなわちマクロ用という言葉で現れています。
(もちろん、無限遠は出るので近接専用というわけではありません。)
実際には最大撮影倍率1/2倍なので、ハーフマクロと呼ばれる
種類のレンズとなりますが、
十分に被写体をクローズアップした撮影が可能です。
雨上がり、木から滴る雫にカメラを向けてみました。
開放だと色収差が顕著に現れ、コントラストが高い部分に
マゼンタ系の色が乗ってしまいますのが、
1~2段絞る事で大きく改善します。
ボケに関しても、絞った上である程度円形を維持しています。
アンダー目の露出にして、木の葉の上の水滴を撮影。
近接撮影は浅い被写界深度を生かしたドラマチックな
撮影がしやすいので、撮ってて楽しいです。
そして、このレンズは、マクロと銘打たれていますが、
実際の性能は、マクロ撮影だけにとどまりません。
むしろ、私の主観ですが、
Makro-Planar特有の遠景描写能力こそ、
このレンズの性能の真骨頂だと感じています。
湿原の小さな池を撮影してみました。
草木一つ一つが綿密に描写されています。
小高い丘の中腹にある低木。
年間200日近く霧がでる場所です。
静かに時間が流れていくのを感じさせます。
湿原に群生する原生樹林。
うっそうと茂る苔が、長い時間の経過を物語っています。
手前に草原が広がっていますが、実はこの下は沼。
F8程度まで絞り込んで、できるだけパンフォーカスで。
Makro Planarの描写力も、さながら一度足を踏み入れれば
抜けられないような、沼のような魅力があります。
classicタイプであるMakro-Planar*T 100mm F2 ZF.2は
人気のあるレンズの為、中古はあまり多く出回りませんが、
コーティングの向上などで同等以上の性能を発揮出る、
Milvus 100mm F2 M ZF.2もオススメです。
是非、マップカメラで探してみてください。
CarlZeiss Milvus 100mm F2 M ZF.2の新品はこちら
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