京都というのは実に面白い街です。
これだけメディアに取り沙汰され、常に国内外から多くの人々が訪れて情報を拡散しているにもかかわらず、
実際に自分で訪れてみれば途端にその雰囲気に飲まれてしまいます。
私は学生時代からほぼ毎年京都を訪れています。
そこまで惹きつけられる理由は、やはり市内に点在する多くの寺や古道、繁華街でしょうか。
そしてその場所に流れる「歴史の重み」を感じるのです。
そこまで難しく考えているわけではありませんが、要するに古都に流れる独特の「空気」というものを感じたくなってしまうのです。
冒頭では大げさにいいましたが、私は実際には京都の寺についてそこまで詳しいわけではありません。
ただ上の二枚の写真のように境内のほんの一部を切り取ってみると、そこだけで完成された空間ができあがります。
京都の路地裏というのは、東京のそれとはまた違った趣があります。
こうして路上に止められた自転車も実に様になってしまいます。
売店の窓辺に置かれた招き猫に惹かれました。
こういった小物も京都ではより見映えしてしまうのが不思議なところです。
清水寺からの京都市内の眺め。奥に京都タワーが見えます。
ふと見上げると、傘にもみじの葉がくっついていました。
今回京都を訪れたのは12月の初め。紅葉はぎりぎり残っていて、最後の華やかな赤色をしていました。
最後にとある路地の石畳。
この道に一体どれだけの時間と人々が通り過ぎたのかは想像もできませんが、
こうやって自分がその上を歩いていると考えることが楽しいのです。
いかがでしたでしょうか。
個人的に、京都を十分に楽しむには最低でも三日は必要だと思っています。
三日あれば毎回訪れている定番のスポットを回りつつ、もう一歩いつもと違うところへ向かう余裕が生まれるはずです。
旅の定番といえる京都も、テーマを持って歩けば自分にしか得られない何かを見つけられるかもしれません。
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