【新元号令和、平成を振り返る】春風を追いかけて
α7RIII + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
1/2000 F2.5 ISO100
マップタイムズをご覧の皆様、写真楽しまれていますか?
やっとこさ寒さもひと段落つき、暖かくなって来た事でヘリコイドもスムーズに回るようになってきました。良い季節です。
どういうこっちゃ?という方へ向けて一応解説をしておくと、MFレンズは気温でヘリコイドグリスの粘性が変わってしまうので、トルク感が季節によって変わってしまうわけです…。仕方のない事ですし、多少なりとも不便な事に変わりはないんですが、こんなところから季節を感じられるのもカメラの面白い所かもしれません(?)
さて、前置きはこのくらいにしておきまして、今回は平成最後の年の瀬に発売されたレンズこと
MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mountを携えて平成最後の桜を撮影して参りました。
それではどうぞ。
α7RIII + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
1/1000 F2.5 ISO100
木漏れ日が気持ちの良い日でした。
風も穏やかで、しばらく寒さが続いていた最近の気候からすると少し汗ばんでしまうほど。
まずは中望遠レンズの圧縮効果を生かしてスパッと1枚。この距離でも充分に立体感を生み出せるのはこのレンズならではかなと思います。
α7RIII + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
1/1600 F2.5 ISO100
桜のシーズンはこのレンズ最大の特徴でもあるアポクロマート仕様がより一層輝きます。
輝度差の激しいシーンなどでエッジの部分に発生する事が多い、パープルフリンジ(軸上色収差)など色収差を徹底的に抑え込んでいるため桜を撮っても色が濁ることがないんです。一段と抜けの良い絵づくりが楽しめます。
α7RIII + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
1/800 F2.5 ISO100
そしてマクロの名を持つレンズですから接写もお手の物。
昨今のレンズでは使われていることも多いフローティング機構がこのレンズにも組み込まれていますが、遠景からマクロに至るまで高い光学性能をキープするためになんと3つのレンズ群が独立して動く仕様になっています。
これも技術の進歩の為せる技なのでしょう。
α7RIII + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
1/1250 F2.5 ISO100
散りゆく桜もまた美しいと感じます。
こぢんまりとした公園に佇むブランコに桜吹雪が舞うのを待ちましたが、良いタイミングで強い風が吹いてくれました。
α7RIII + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
1/1250 F2.5 ISO100
ふと、足元を見やると地面に露出した木の根が吹き溜まりになっていてそこに桜の花びらが溜まっていました。光の具合も相まって良いシーンでしたので一枚いただきます。
平成最後の桜も、瞬く間に日本列島を駆け巡りますがそのうちのほんの数コマをご紹介いたしました。
今日もまた、春風を追いかけ西へ東へ奔走したいと思います。
今回使った機材のお求めはこちらから。
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