【新元号令和、平成を振り返る】【Nikon・SIGMA】写真と音楽
『Nikon D810 + Sigma Art40mm F1.4 DG HSM』
1/320 f/1.4 ISO400 WB AUTO
-言葉を写真に-
【新元号令和、平成を振り返る】
“時代は進化し続けるけれど、変わらない真髄を探し続ける”
1/160 f/2 ISO640 WB AUTO
「サードパーティー製レンズは安くて気軽に使える…」
という平成のはじめの頃にあった通常の世の中のイメージを、見事に変えてくれたのがSIGMAだと私は思います。
2012年に3つのコンセプト、Contemporary・Art・Sportsで交換レンズの展開がはじまりました。
その中でもSIGMAを象徴するかのような異色を放つArtシリーズ、
その第一号は同じく2012年11月に発売したSIGMA Art 35mmF1.4 DG HSMでした。
最高性能の画質を追求したArtレンズは、質高いことから非常に話題になり、
今では「しっかりはっきり写したい」と願えば候補に必ずArtレンズが挙がってくるほどとなりました。
そして6年の時が経ち、2018年に新たに40mmF1.4 DG HSMがArtラインに仲間入りしました。
1/1600 f/1.4 ISO400 WB AUTO
今回のArt40mmのレンズは8K画質に対応した映像制作用・シネレンズをベースに作られたレンズです。
開放から繊細な写りをしてくれる、というより言葉では表現しずらい独特な世界観、立体感に非常に驚きました。
まるで自分の思い出の片隅を思い出しているかのような雰囲気がとても好みです。
1/160 f/2 ISO640 WB AUTO
ボディはこのレンズの性能を十二分に発揮できると感じたNikonD810を選びました。
有効画素数3635万画素という高画素機、じっくりスナップを撮るにはとてもバランスが整っている素晴らしい機種です。
一昔前では考えられない程のお手頃な価格で今は中古を手に入れることが出来ます。
1/800 f/16 ISO400 WB AUTO
また、厳しい条件下でも、綺麗な光芒を描いてくれました。
コントラストもしっかり生きているのが分かります。
40mmにしては重過ぎる重量ではありますが、その分しっかり臨機応変に対応してくれる高性能なレンズです。
1/1250 f/1.4 ISO400 WB AUTO
そして、40mmというあまり単焦点としては多くない焦点域。
50mmだと大きく切り取りすぎてしまう、35mmだと少し広く写りすぎてしまう…
40mmは撮影したいと思ったその場から、周りの雰囲気を入れつつ主題を強調させる写真が撮りやすい画角でした。
1/400 f/4 ISO400 WB AUTO
最後に、今回の撮影はすべて高円寺で撮影しました。
この看板を撮影していたら、お店の方に声をかけられ、そのまま中にお邪魔させて頂きました。
1/125 f/2 ISO2500 WB AUTO
そして大好きなお酒を飲みながら撮影させて頂いて、改めて感じました。
写真と音楽ってすごく似ていると思います。
一言で”写真”と言っても、ポートレートやスナップ、スポーツ、花、風景…
撮影機材の重さや好みのレンズ、アクセサリーも自分に合ったものが存在します。
また、一言で”音楽”と言っても、JAZZやラテン、クラシック、演歌、ロックやアニメソング…
楽器も無限大に存在し、同じジャンルでも人により使う楽器は異なります。
そしてこれらも一言で”ポートレート”と言っても、好みのシチュエーションは無限に存在します。
自分好みの組み合わせを見つけることは、とても難しいです。
合ってると思って信じていたら、なんか違和感を感じたり、周りに流されていたり…
でも、きっとその長い道のりのゴールに辿り着いたら、自分を表現してくれる大切な存在に出逢えることでしょう。
1/125 f/1.4 ISO2500 WB AUTO
これから新年号”令和”に突入し、未来では今では考えられない技術や文化の変化があると思います。
カメラも今以上に使いやすく、軽く、綺麗に撮れる、素晴らしい機材に変わっていくかもしれません…。
ですが、いつの時代もどの年代であっても大切なことは絶対に変わらない。
そんなことを感じさせてくれた素敵なお店でした。
私が写真に出逢えてなければ、このお店のご縁はなかったでしょう。
写真のおかげで、またひとつ、私の行きつけのお店が増えました。
ぜひ皆さまも、休日にカメラを持ってあまり行かない街へお出かけしてみてください。
皆さまが新しい気づきや良い刺激、大切な出逢いに恵まれることを心より願っております。
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