【OLYMPUS】カメラと旅を。Ⅵ
カメラと旅を。第6弾。
今回はウサギが有名なとある島とともにお届けいたします。
持って行ったのはOLYMPUS PEN-F+M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mmF4.0IS PRO
島自体は1周1時間で回れる大きさ。
人口20人前後、それに比べウサギは900羽を超える数が生息しています。
船から降りるといたるところにもふっ。もふっ。
地面に穴を掘って寝ていたり、追いかけっこをしたり、キャベツを狙って駆け寄ってきたりと島独特の風景が広がっています。
そんな中、私が今回PEN-Fを選んだ理由。
それはこの島の歴史にあります。
戦時中1929年から1945年にかけて毒ガスを作っており、地図から抹消され隠された孤島でした。
島の至るところに旧日本軍の遺構が残されています。
その毒ガス製造工場や砲台跡地をモノクロで撮影すること。
カラーで撮るよりも、その場の空気間や時の流れが感じられる気がします。
PEN-Fの強みの一つでもあるモノクロプロファイルコントロール
粒状フィルム効果のざらっとした風合いで、モノクロフィルム調の仕上がりになるクラッシックフィルムモノクロを使用して撮影をしました。
島に行く前に戦時中の記録を読み痛々しい過去を知りました。
現地にも毒ガス資料館がありますので是非訪れてみてください。
私が今回訪れたのは桜の綺麗な4月初め。
前回行ったときは山を登り島を一望できたのですが、今回は通行禁止に。残念です。
てくてく歩き、しゃがむ。
カメラを構える。
そしてまた数歩歩いてカメラを構える。
これの繰り返し。
1時間で回れるはずなのに1周するのに3時間以上かかりました。
もふっとしたフォルム、長い耳に、大きい目。
可愛い。
ずっと眺めていたい。
可愛い。
ピントを合わせようとするとウサギがこちらに気付き駆け寄ってきます。
M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mmF4.0IS PROでよかったと実感。
画角が広く、手ぶれ6.5段の補正効果付き。
撮影に迷いが出ません。
どんどん近づいてくるウサギに的確にピントが合い、シャッターチャンスを逃しません。
こんなことをしているうちに予定時刻を過ぎてしまい、船着き場でまたウロウロ。
「また来るね。」
船に乗り込むときは既に夕暮れ時でした。