【私のお気に入り】本日もまた写真日和。三日目。
関東地方はようやく梅雨明け。
いよいよ、本格的な夏を感じる気温となってまいりました。
どれだけ暑くても、やはり、今日も今日とて写真日和でございます。夏の色をシャッターに収めましょう。
7月二度目の筆を執ります。新人スタッフのカメラ話に暫しお付き合い下さいませ。
同じ7月と言えど、季節は大きく移ろいました。
空は青すぎるほど青く、窮屈そうな積乱雲ははるか上空から影を落とします。
沢山の水が天から落ちてこようものなら、もうそれに可愛い名前は付けられず、ゲリラ豪雨、などと呼ばれるのでしょう。
とは言え、本日は快晴も快晴。
前回に引き続いて運がよいです、晴れ男なのかもしれません。
此度は銀座へぶらりと参りましょう。私のお気に入り、でございます。
SONYα7RⅢ
voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2.0 Aspherical
前回のブログから使い始めたこの組み合わせ、やはり空の色が映えます。
ただ、青と言ってしまうのは勿体なくすら感じませんか?
“青”とは決定的に違う“空の色”ですから、空色、や天色と表現したいところです。
ただ、言うは易し。「ええ青やなぁ」、ぽつり口を衝いて出るのは、いつもそんな言葉なのです。
お気に入り、とは言いましても、実は銀座、訪れるのは指折り数えるほどです。
ですが、よいです。その数回で感じる特別な空気。
この街が重ね続けた時間は、何も知らない若造の心にも、とす、と刺さってしまい、
その切っ先が魅せる光は、重く、明るく、銀座という空間を照らし浮かび上がらせているように感じます。
しかし、まあなんといっても、暑いです。
銀座に来ても珈琲が飲めない私は、照りつける日差しを避けてこんな世界に転がり込むのです。
広大な世界の中に、更に世界は広がっています。
井の中の蛙、大海を知らず。
ただし、大海を知って井の中を忘れる蛙にはなりたくないものです。
この機材たちもようやく手に馴染んできました。
使い慣れる、と言うにはまだ程遠いですが、ようやく何も考えずに撮影できるようになってきた、と言ったところでしょうか。
最後に、今回の撮影で一番の「私のお気に入り」をお見せ致します。
使用レンズはEマウント用HOLGA HL(W)-SN。今回メインだったMACRO APO-LANTHARとはかなり毛色が違います。
APS-C用レンズであるためフルサイズセンサーのカメラに付けると、もちろん周辺部に光は届きませんが、
私はいつもAPS-Cクロップ機能を使わずに撮影しています。
いつまで経っても視野が狭い私には、この井戸から見上げる空のような写真がとんでもなく魅力的で、等身大で、涙が落ちるのです。
私もまだまだ、井の中の蛙なのでしょう。
いかがでしょうか。
添える言葉は、必要ありません。
今日のお話はこれでお終いです。
それではまた、今より、暑い、熱い、夏で逢いましょう。
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