ずっと地方暮らしだった私にとって、東京とはニュースでしか見聞きしたことのない存在。
この先どのような道を歩むのかと不安だらけな上京の日、隅田川大橋から眺めた景色が心に焼き付いています。
青の濃淡が広がる世界に、白く輝く東京の象徴。
慌ただしい都会はそれ自体がビビッドな存在。そこに現れた柔らかな彩りの眺めに迎え入れてもらったような気がしたあの日。
時の流れを忘れられるこの眺めは、元気をもらいたいときに訪れる大切な場所です。
海に近いこともあってか、橋へ向かう道中感じる磯の香り。
都心の喧騒を忘れられるこの空間を、ゆっくりと進んできます。
久しぶりに訪れた今年の春、1本北に懸架された清洲橋は補修の真っ只中。
ブルーシートに包まれた橋脚、次に出会える日が待ち遠しいです。
この風景がいつまでも眺められますように。
今日も多くの人たちが行き交う隅田川大橋。
元気が欲しくなったとき、また訪れたいと思います。
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