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【増税前にデビュー】本日もまた写真日和。五日目。

zeissikon contina

9月になりました。
暑い、寒い、時々ちょうどいい、そんな気温に包まれながら。
大雨だ、大風だ、夏の名残の日差しが描く虹を眺めながら。
日々は着実に秋へと歩を進めています。

来月で入社して早半年、私が新人スタッフと名乗ってよい期間も、もう短いでしょうか。
一丁前にそんなことを思いながら、この青二才、まだ少しだけ甘えさせて頂きたいと思います。
本日も、新人スタッフのカメラ話に暫しお付き合い下さい。

増税前にデビュー、そう銘打って書かせて頂く本日のブログですが、何も悲観することではなさそうですね。
きっと、消費税率が何パーセントになっても欲しい物は欲しいのです。
買ってしまうものは買ってしまうのです。
「増税するし、今買っとこう」このフレーズは“いつか”を“いま”、もとい、“9月中”に変えてくれる魔法です。

此度は今までとは少し趣向を変えて、フィルムカメラのお話でも致しましょう。
増税前にこの面白さに触れてみては如何でしょうか。

SONYα7RⅢ + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical

continaはzeissikonから1950年ごろに発売されたフィルムカメラです。
その見た目の愛らしさと携帯性に惹かれてお迎えしました。

Leica M4-P+ヘクトールL73mmF1.9

古いカメラだと侮らないでください。
小さなボディから発せられる、小さな小さなシャッター音の末、しっかりと光を留めてくれていました。

zeissikon contina

何でも便利になってゆくこの世の中。
今でこそ「ピピっ」という電子音の刹那で完了する撮影準備も、このカメラではゆっくり時間をかけて…
世界の明るさは如何ほどでしょうか。フィルム感度も忘れずに、絞りとSSを決めます。
レンジファインダーでじっくりとピントを追い込んだら、レンズの方も忘れずに合わせましょう。
最後にファインダーを覗きながら構図を決めて、シャッターを押すと…
撮れないんです。シャッターチャージをよく忘れる私はこの時になってようやく気付くのです。

あたふたしているうちにネコはそっぽを向き、彼女はモデルでいることをやめ、雲は形を変え、夕焼けは鮮やかさを失います。
そうして撮れた写真は、1分前の思い描いたものとはかけ離れているかもしれません。

zeissikon contina

痺れを切らしたふわふわの背中。

zeissikon contina

モデルの背景になるはずだった樹上の花。

zeissikon contina

あの雲の形は、さっきまでトリケラトプスに見えていたのに。
今日という日は、まだ、もう少し続くと思っていたのに。
撮影していると一日が、いえ、時間が、過ぎゆくのが早く感じます。

zeissikon contina

実際6月22日の夏至を境に日は短くなり続けています。
筈なのですが、夏の間はどうしてもそれを実感することはありませんでした。
金木犀の香りと、鈴虫の鳴く音、少し厚くなってきた羽織りもの
そういった世界の変化の一環に、日の長さも含まれているのでしょう。

zeissikon contina

きっと、気付けば肌寒い、なんてことを思うのもそう遠くない未来です。
秋の味覚を頬張って、たまにはちょっと癖のあるフィルムカメラを持ってお散歩してみるのは如何でしょうか。
紅葉と共に貴方の世界も、いつもと違った秋に色付きます。

夏を惜しんでいる暇はありません。
ほんの少し寂しいですが、本日もまた、明日もまた、写真日和でございます。
次回はきっと、燃えるような秋を。
それではまた。


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[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander Leica | 掲載日時:19年09月10日 13時30分 ]

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