【新登場】軽快なる新スタンダードレンズ【FUJIFILM】
【 80mm(120mm相当) | 1/120 | F4 | ISO320 | Velvia 】
9月26日、FUJIFILM期待の新標準ズームXF16-80mm F4 R OIS WRが発売です。
35mm判換算で24-122mm相当、
つまり他社のフルサイズ向けのレンズでいえば、
24-105mmや24-120mmで開放F値4通しのレンズが、
いよいよFUJIFILMから登場するのです。
同社のX-T3やX-T30との組み合わせは、
重量・サイズ感ともにバランスよく、
24-105mm・24-120mm相当よろしく軽快に持ち出せるのはもちろん、
幅広い撮影をこの1本でこなせることが期待されます。
【 65mm(98mm相当) | 1/125 | F4 | ISO160 | Velvia 】
XF18-55/2.8-4やXF18-135/3.5-5.6、
XF16-55/2.8に続く新たなる標準ズーム。
新定番になるやもしれないこのレンズを、早速X-T3で試してきました。
【 80mm(120mm相当) | 1/1700 | F4 | ISO160 | PROVIA 】
いきなり葉っぱ越しの逆光でいじわるな1枚。
真逆光ですが、充分な逆光耐性を感じられます。
筆者は夏~秋ごろの日差しを受けた葉っぱの裏に生命美を感じます。
日差しであらわになった葉脈や葉の質感、
逆光のなかでも充分に写し撮れています。
【 80mm(120mm相当) | 1/240 | F4 | ISO160 | PROVIA 】
青々としたカエデの葉。
少しアンダーに振って、
PROVIA(スタンダード)ながらにコントラストを強調した表現をしてみます。
もう今年も残り100日をきっておりますが、つまるところ、
この葉っぱたちが紅葉に染まる季節が近づいているということです。
紅葉の季節にはまた持ち出してみたいです。
【 45mm(67mm相当) | 1/60 | F4 | ISO320 | Velvia 】
切り株に寄せる生命。
その力強さを表現したく、
フィルムシミュレーションはVelvia(ビビッド)をチョイス。
X-T3の表現力にレンズの描写力もあわさり、
都会の真ん中にある光景とは思えないほどの、
植物の生命美とその力強さを表現できています。
やや暗めな場所での撮影ですが、
1/60というまだまだ余裕のシャッタースピードではあるものの、
手ブレを全く気にせず撮影しています。
6.0段分の強力な手ブレ補正性能を信頼しているからこそ、
軽快にサクサク撮影していくことができます。
【 80mm(120mm相当) | 1/500 | F4 | ISO160 | Velvia 】
望遠側が120mm相当まであれば、
グッと撮りたいものに寄ってとることもできます。
こちらはジュウガツザクラ、
ソメイヨシノや大寒桜ほどではないものの、
花は小さめなのでしっかり寄って撮りたいところ。
こうした撮影もこのレンズ1本でできます。
【 80mm(120mm相当) | 1/120 | F4 | ISO320 | PROVIA 】
都内の公園のアイドル、ミシシッピアカミミガメ。
人間慣れしていることが多いので、
驚かさないように気をつければ、思いのほか近寄ることができます。
ここでも望遠側を活かして大きく撮ってみます。
スマホではここまで寄ると動物を驚かせてしまいますが、
こちらであればギリギリまで寄れるので、
編集なしでここまで大きく小さな動物を撮影できます。
またこちらは静粛性も高くAFも速いレンズです。
X-T3の電子シャッターによる静音撮影を組みわせれば、
静かに落ち着いて、動物を驚かせることなく撮影できます。
【 50mm(76mm相当) | 1/90 | F4 | ISO160 | Velvia 】
9月下旬に撮りたいもの第一位、曼珠沙華。
普段なら横から撮影するのが一般的ですが―
【 80mm(120mm相当) | 1/120 | F4 | ISO160 | Velvia 】
せっかくなのでグッと寄って大胆に切り取ってみました。
このレンズは最大撮影倍率0.25倍、
このように被写体をクローズアップした撮影もお楽しみいただけます。
【 80mm(120mm相当) | 1/120 | F4 | ISO250 | Velvia 】
曼珠沙華はスマホなどで普通に撮ると、
意外に暗い色合いで写りがちです。
その真なる鮮やかさを表現するために、ここでもVelviaで撮影しました。
最大開放値F4であれば程よいボケ味と描写力を両立しやすいです。
リコリス・ラジアータの鮮やかなる生命美、
このレンズで満足いくほど写し撮れました。
【 16mm(24mm相当) | 1/1600 | F4 | ISO160 | PROVIA 】
広角端24mm相当を活かすべく
X-T3のパノラマ撮影で広大に世界を切り取ってみました。
逆光のなか、空の色味を残すべくアンダーめに撮ってみましたが、
その画角の広さが感じていただけるでしょうか。
これまでのお手ごろな標準ズーム、
XF18-55やXF18-135よりも、もう気持ち少し広く写し撮れる世界。
このレンズの登場で、画角も選択肢も広がります。
【 16mm(24mm相当) | 1/500 | F4 | ISO160 | Velvia 】
水面に映った世界もしっかり写したかったので、
ここでもVelviaで撮影しました。
空の青と草木の緑の織り成す世界、
残暑もそろそろ終わりかなと思いたい季節の庭園の雰囲気を、
24mm相当の広角で写し撮りました。
庭園の情景を写し撮るのに広角レンズは持っておきたいですが、
このレンズであれば、先程のようなクローズアップした撮影から、
こうした光景の撮影までレンズ交換なしで1本でこなすことができます。
文字通り軽快に撮影できるのです。
【 60mm(90mm相当) | 1/2000 | F4 | ISO160 | Classic Chrome 】
これからの季節の定番、ススキ。
夕暮れにはまだ早い時間でしたが、初秋の情緒をイメージし、
水面に逆光の太陽を映し、
開放F値4で水面や周囲を程よくぼかしつつ、
彩度抑えめのクラシッククロームで落ち着いた雰囲気を狙ってみました。
F4のボケすぎない、程よさ・使いやすさを感じていただけますでしょうか。
もうそろそろ秋の足音が聞こえてきそうな頃合です。
涼しさが寒さに変わるころには紅葉の季節がやってきます。
1年の中でも、特に撮影意欲を駆られる季節です。
軽快身軽に撮影に出掛けたい、
そんなときにFujifilm X-T3やX-T30などにこのレンズをつけて持ち出せば、
心強い相棒になってくれることでしょう。
FUJIFILMは単焦点レンズの面白さがよく語られますが、
いよいよズームレンズも選択肢が拡がってきました。
これからの季節、
持ち出したいFUJIFILMレンズは果たして単焦点レンズでしょうか、
それともこのXF16-80mm F4 R OIS WRでしょうか。
9月26日、ついに発売です。
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